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ラトバラ「最終SSは完璧に近い。ドリフトでファンを驚かせた」/WRC第4戦フランス デイ3コメント

2017年04月10日 18:12  AUTOSPORT web

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2017WRC第4戦ツール・ド・コルス ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
WRC世界ラリー選手権第4戦フランス(ツール・ド・コルス)は4月9日、SS9~10が行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が今季初優勝を飾った。

■Mスポーツ
●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC):総合2位
「波乱万丈な週末だったよ! 調子が良い時と悪い時の変動がたくさんあったけど、チャンピオンシップに向けて多くのポイントを稼ぐことができたし、好調のまま終わることができて嬉しい」

「自分たちのペースにも満足している。物事が正しい方向に動いてきているね。時にはセットアップで苦戦したけど、正直に言ってマシンは悪くなかったし、良いパフォーマンスを発揮できていたと思う」

「僕たちはティエリーに挑戦して勝てるペースがあった。テクニカルトラブルの前は彼とはたった2秒差だったんだ。もちろん今週末のようなストレスの多いラリーを繰り返さないように、やるべきことがあるけどね」

●オット・タナク(フォード・フィエスタWRC):総合11位
「調子に変動があるラリーだった。ここは僕があまり得意ではないコースのひとつだから、オープニングステージを通して速さを出せたのは本当に良かったよ。ターマックを得意とするドライバーたちと同じペースを出せたし、今回初めてこの曲がりくねったコースを本当に楽しんだんだ」

「だからコースを外れてしまった時は辛かった。空っぽな気分になったが、でもポジティブな面を見るようにしなければいけない。多くのことを学んだし、僕のペースは過去数年のペースに比べたらはるかに強力なものになっている」

「結果は自分たちの求めていたものではないけれど、ペースは良かったし、より強くなって戻ってくるよ。今はもう第5戦アルゼンチンでプッシュすることに焦点を当てているからね!」

●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC):総合21位
「このコースは僕のお気に入りのひとつで、いい結果を出すために挑戦していたから、好成績を残せなかったことには落胆している。初日のトラブルや昨日のミスは、単に(今回は)僕たちのラリーではなかったというだけだ」

「でも無駄な週末だったわけではないよ。次のターマックラリーでより強力に走れるように多くを学び、たくさんのデータを集めたからね。今はもうラリー・アルゼンチンに集中している。そこで火花を散らして戦うよ!」

■ヒュンダイ/ヒュンダイ・モータースポーツ
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC):総合1位

「この週末コルシカで優勝することができて素晴らしい気分だ。優勝の喜びを僕たちとともにたくさんの人が味わっていると思うけど、とりわけヒュンダイ・モータースポーツのチーム全員がそうだろうね」

「彼らはラリー・モンテカルロとラリー・スウェーデンでも、しっかりサポートしてくれていて本当にありがたく思っている。この優勝は僕たち全員のものだよ! 今回のラリーは金曜日にいくつかトラブルがあり大変なスタートを切ったけれど、手際よく対処していき、さらに強力になって競技を続けることができた」

「ダニ(・ソルド)も総合3位でフィニッシュし、僕たちはタイトル争いに戻れるよう着実にポイントを獲得してきた。素晴らしい週末だったよ」

●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC):総合3位
「(最終日の)午前中最初のステージでセバスチャン(・オジエ)から総合2番手の座を奪ったけど、この順位を維持するのは大変だと分かっていたんだ。僕たちはできる限りハードにプッシュしたし、今週末を表彰台でフィニッシュすることができてとても満足している」

「マシンをドライブしているフィーリングと実際に記録するタイムに差があり、宝くじを引いているような気分だった。奇妙なラリーだったと言える」

「今日の僕たちの目標は総合3位の座を守ることで、その目標を達成することができた。チームにとって素晴らしい結果だったし、次のグラベルラウンド(第5戦アルゼンチン)では、この流れを維持したいね」

●ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC):総合6位
「最終日の午前中に僕たちが集中していたのは、マシンを無事にフィニッシュまで持っていくことと、もう少しポイントを獲得することだった。僕たちにとっては学びの週末だったけど、ポジティブな面も見る必要がある」

「結果には表れていなくても、今週末は上位チームに近づいて戦っていたし、昨年のツール・ド・コルスでの走行から改善が見られたところがあったんだ。もちろんまだ学ぶことはたくさんあるけれど、僕たちは進歩している。前を向いて次のラリーを見据えなくちゃいけない」

「第5戦アルゼンチンはグラベルイベントで有利な出走順になるだろうから、さらに役目が果たせるように努力するよ。ティエリー(・ヌービル)とニコラス(・ギルソウル)、それにチームのファクトリーにいるスタッフたち、優勝おめでとう」

■シトロエン/シトロエン・レーシング
●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC):総合5位

「午前中のコンディションは理想的で、天気も路面も最高だった。もちろん、たったコンマ1秒の差でポジションを失ったことはとても残念だ。でも、それがラリーを好きな理由でもあるんだ! 後悔はない。なぜならパワーステージでベストを尽くしたからね」

「この週末の結果を喜ばなければいけないね。ひとつもミスをしていないし、自分達より経験のあるドライバーに引けを取っていなかった。これは良い前兆だよ」

●ステファン・ルフェーブル(シトロエンC3 WRC):総合50位
「今日はマシンとコルシカのステージの理解を深めるため、最後のふたつのスピードテストを終えた。とても楽しめたし、自信を高めるのに役立った。第5戦アルゼンチンには出場しないから、(第6戦)ラリー・ポルトガルが待ち遠しい。昨年、バトルを楽しめた場所だからね」

■トヨタ/TOYOTA GAZOO Racing WRT
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC):総合4位
「4位でフィニッシュするためには、完璧な走りをする必要があると分かっていたから、自分の運転に集中し、最後のパワーステージでは限界まで攻めた」

「いくつかのコーナーでは進入スピードが高すぎてアンダーステアが出てしまい、あるジャンピングスポットではドリフトして観客を驚かせてしまったよ。それくらい激しく攻めることができ、完璧に近い走りができたと思う」

「総合4位に入り、その上パワーステージも制して合計17ポイントを獲得することができたのは、(ツール・ド・コルスが)今シーズン最初のフルターマックイベントであることを考えると素晴らしい結果だと思うよ」

●ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC):リタイア
「SS9のフィニッシュまで、あと約5kmの右コーナーでミスをしてしまった。原因は明らかになっていないけど、おそらく私が作ったペースノートに問題があったんだと思う。コースから外れて復帰することができず、そこでラリーは終ってしまった」

「今回は充分なスピードがあったと思うし、フィニッシュまであと少しだったから、とにかく残念だよ。しかし、チームメイトであるヤリ-マティ(・ラトバラ)が本当に素晴らしい結果を残したことを、心から喜びたいと思う」