2017年のスーパーGT第1戦岡山で、スーパーGT500クラスを制したKeePer TOM'S LC500の平川亮、ニック・キャシディが決勝レースの戦いを振り返った。
KeePer TOM'S LC500
平川亮
「2番手からスタートして、タイヤが温まり、マシンがオーバーテイクしやすい状態になったところで、ニック(・キャシディ)がトップに立ってくれたことは良かったです」
「僕もニックから、トップでバトンを引き継ぎました。ピットインのタイミングや作業時間の関係で、(ピットアウト後に)6号車(WAKO'S 4CR LC500)、36号車(au TOM'S LC500)を抜く必要があり、タフでした」
「特に36号車は僕がバックストレートを走っていたときにはピットアウトしていたので、抜くのが大変でした。(コースの)後半セクションでは黄旗も出ていたので、それまでに仕留める必要がありましたしね」
「そのあとは選んでいたタイヤがハードすぎて、うまく機能していない状態でした」
「つねに6号車が後方につけている状況でしたが、セーフティカーなどの運に恵まれて、周回数が減った分、少し楽になりましたね。運も味方をしてくれましたし、チームとニックがいい仕事をしてくれました」
「1番良い形でシーズンのスタートを切れました。僕たち(レクサス)LC(500)の調子が良いうちにポイントを取っていきたいですね。僕は今年でフル参戦3年目ですけど、過去2シーズンは取りこぼしが多かった。今年はそういったことがないよう、ニックと協力して、うまく戦っていきたいと思います」
ニック・キャシディ
「まだ(優勝したことが)信じられないよ。狙っていたとおり、完璧なスタートだ」
「公式テストの後、高い期待を持って(開幕戦に)臨んだ。チームは強力で、マシンも速かったからねヒラカワ(平川亮)が岡山で速いことはわかっていたし、僕も自信を深めて臨んでいたから、開幕から行く気だったよ」
「毎戦とも可能な限りいい結果を残していきたい。次(の第2戦富士)はウエイトハンデが積まれるけど、チャンピオンシップのために好成績を残したい」
「その次の(第3戦)オートポリスは未経験のサーキットだから、僕にとってはチャレンジかもしれないけど、ベストを尽くすよ」