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地方進出、新ライン、価格改定...梨花が語る「メゾン ド リーファー」のこれから

2017年04月10日 11:45  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

トータルプロデューサーの梨花 Image by: FASHIONSNAP
梨花がトータルプロデュースを手掛ける「メゾン ド リーファー(MAISON DE REEFUR)」が、名古屋と博多に新店舗を4月にオープンし、常設店としては初めて地方に進出する。デビュー5周年の節目を前に、「メゾン ド リーファー」の今後について梨花が語った。

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 「メゾン ド リーファー」は現在、梨花によるコレクションライン「LI HUÀ(リーファー)」と4月から始動する新ライン「メゾン ド リーファー(MAISON DE REEFUR)」の2つのラインを展開。店舗としては、新ライン以外の全てのアイテムがそろう代官山の旗艦店のほか、オリジナルグッズやスーベニアを扱う「メゾン ド リーファー キオスク」を新宿と池袋に計2店舗、ファッションに焦点を当てた店舗「メゾン ド リーファー プラカール」を新宿に1店舗それぞれ構えている。
 新商業施設「タカシマヤ ゲートタワーモール」に4月17日にオープンする名古屋店は、カフェ業態「グルグル リーファー(GLOUGLOU REEFUR)」を併設し、代官山店と同様に新ラインを除いたフルコンテンツがそろう"総合型店舗"となる。数年前までは代官山の1店舗のみでブランドを展開していく意志が強かったという梨花だが、新店舗の出店について「お客さんが求めている事と自分が表現したい事のバランスを上手く保ちながら続けていく上で、とても自然な流れ」と捉える。2013年には、梨花自身のライフスタイルや心の変化から、"大人ガーリー"のイメージから"シンプル"にシフトすることを宣言したが、これまでの5年弱を振り返りながら「今は一周回って最初に戻ったという感じです。過去にはシンプル宣言をしましたが、今求めているのはシンプルではないんです」と話す。名古屋店については「大きいフロアに様々なジャンルのアイテムを扱う小部屋があって、お買い物の後はカフェでお茶できる、テーマパークのような店舗」とし、シンプルとは一線を画して様々な表情を持つ店舗空間になるという構想を話した。
 また、4月19日にJR博多シティ アミュプラザ博多にオープンする新店舗は、舘かおりをディレクターに起用した新ラインを取り扱い、キオスクを併設。コレクションラインの「LI HUÀ」は扱わず新業態として展開する。なお「LI HUÀ」は、卸先が増えたことや生産背景が整ったことから2017年秋冬から価格設定を下げる方向で進めている。「LI HUÀ」の顧客はこれまで30~40代が中心だったが、より幅広い層に支持されるブランドを目指すという。
■メゾン ド リーファー