2017年F1中国GP決勝で、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは12位、ジョリオン・パーマーは13位だった。
■ルノー・スポール・フォーミュラ1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=12位
あえてリスクを取り、1周目の終わりにピットに入ってスリックタイヤに交換した。メインストレートを別とすれば、ほとんどの場所で路面はほぼ乾いていたからだ。だが、僕がピットを出てすぐに(ランス・)ストロールがグラベルに止まって、バーチャルセーフティカー(VSC)になった。そして、路面がダンプ状態だったためにプッシュすることもできず、タイヤが完全に冷え切ってしまった。そうなると、もう全然グリップしなくなり、まるで氷の上を走っているみたいな感じで、スピンをしたのも一度だけではなかったよ……。
その後は、あらゆることが悪い方へ転がる一方だった。あのVSCで僕らの戦略とレースはすべて台無しになった。今日はもっといいレースができる可能性もあっただけに残念だ。
ジョリオン・パーマー 決勝=13位
難しいレースだった。フォーメーションラップの終わりにピットに入るという判断は正しかったと思う。だけど、トロロッソの1台と争っている時にウエットパッチに乗ってミスを犯し、さらにバーチャルセーフティーカーでタイヤの温度が下がって、最初のスティントはとても厳しい状況だった。
プラス面としては、クルマには何も問題が起きなかったこと、そして僕自身がレースディスタンスを走りきったことだね。もう気持ちを切り替えて、もっと良い週末を過ごすことを目標にバーレーンへ向かうよ。