LMcorsa レースレポート:SUPER GT 第 1 戦決勝・岡山国際サーキット
LM corsa Super GT, Racing Reports 2017 Vol.4
Official Test:OKAYAMA INTERNATIONAL CIRCUIT. 2017/04/9
スターティンググリッド:22 番手 決勝結果:22 位(75 周)
天候:曇り、コース状況:ドライ
決勝
LMcorsa にとって、今シーズン投入した新型車両「SYNTIUM LMcorsa RC F GT3」のデビューレースとなるAUTOBACS SUPER GT シリーズの開幕戦が、岡山国際サーキットで4月9日(日)に開催された。
これまで決勝日の午前中に行われていたフリー走行はなくなり、約1時間のピットウォークが開催された。朝早くから多くのファンが詰めかけ、LMcorsaのピット前にも長蛇の列ができ、飯田章と吉本大樹がサイン会を行うことでファンの声援に応えていた。
13時4分にエンジン始動の合図が出され、ピット前に並んだGTカーがエンジンサウンドを響かせながら一斉に暖気を開始。
その後、ウォームアップ走行が開始され 吉本が 4 周、飯田が 5 周を周回して、飯田が記録した 1 分 28 秒 448 がベストタイムとなり 19 位となる。
その後、スタート前進行が行われ、14 時 34 分に今年も岡山県警の白バイ隊員先導でパレードラップがスタート。
そのままフォーメーションラップへ突入するが、GT500 クラスでマシンストップが発生したため赤旗中断に。これにより、グリッド上にマシンは整列し直しセーフティーカー先導で再スタート。ここで82周のレースは、1周減算の81周で競われることとなる。
スタートドライバーとなった吉本は、グリッド順位の 22 番手をキープして周回を重ねていくが、5 周目にアクシデントが発生して再びセーフティーカーが導入される。
その後のスタートで 21 番手となった吉本は、1 つでもポジションをアップするため攻めの走りをみせ、前を行くライバル達を必死に追いかけていく。
ピットインタイミングのマシンもあり徐々に順位を上げていき、ポジションをかなりアップした時点で飯田へバトンタッチ。
ドライブを引き継いだ飯田も順調に周回を重ね、ピットイン後の順位を回復していくが 53 周目にアクシデントが発生し、今日 3 度目のセーフティーカーが導入される。この際にクラス毎の隊列を整えていたホームストレートで飯田のマシンにトラブルが発生してしまう。
待機時にエンジンをストップしており、再スタートに向けてエンジン始動を試みるが掛からずホームストレート上に立ち往生。なんとか、エンジン再始動に成功するものの周回遅れとなってしまうが、飯田の粘りの走りにより 22 位でゴールした。
予想外のトラブルが発生したが、最後まで走りきったことで今後に向けたデータ蓄積ができたため、今後のレースで反映されていくことだろう。
なお、SUPER GT 第2戦はゴールデンウィークの5月3日(水・祝)、4日(木・祝)に富士スピードウェイで開催される。
ドライバー/飯田章
再スタートに向けてエンジンを始動しようとしたら、突然エンジンが掛からなくなってしまった。原因はまだ分からないけれど、残念なレースだったね。
ドライバー/吉本大樹
昨日の予選とはセットアップを変更したことで、心配していたタイヤの摩耗も抑えられてレースを戦える状況になっていました。
しかし、前のクルマよりもペースは速いのにストレートスピードの問題でパスできない状況が、何度かありました。でも着実に順位を上げることができ、そのまま行けば12位で終われたと思ったのに不運としか言いようがないですね。
監督/小藤純一
今日は希望通りの路面温度に上がってくれたので途中までは良かったのですが、セーフティーカー導入時にエンジンが掛からないトラブルが発生してしまいました。その後、なんとか掛かってくれたのでゴールはできましたが。原因はセンサー系なのか、接触系なのか、詳細は分かりませんが、今後に向けて分析していきたいと思います。