第1戦 岡山国際サーキット
せっかくのPPだったがトラブルでスタートできず
今季から決勝日の午前中に行われるフリー走行の時間帯はサポートレースやプロモーションイベントに変わり、決勝直前のウォームアップ走行が20分に拡大された。ウォームアップ走行では決勝に向けたセットの確認をしながらスタートの準備を進めた。
スタートドライバーは野尻智紀選手。パレードラップが始まり、グリッドを離れたところ、同じNSX-GTの17号車がスタートを切れずにいた。そのままフォーメーションラップに入っていったARTA NSX-GTだったが、野尻選手からアクセルを踏み込んでもクルマの反応が無いと無線が入った。クルマはそのまま走る続けることはできずにコースの脇に止めざるを得なかった。車両はFROに牽引されながらピットに戻ったが、原因が分からず、残念なりタイアとなってしまった。
クルマのパフォーマンスが高かっただけに非常に残念なレースになってしまったが、トラブルを解決し、次回に向けて準備を進めたい。
鈴木亜久里監督のコメント
「せっかくポール獲ったのにガッカリだね。応援して下さった人たちに申し訳ない気持ちです。今回のトラブルをホンダとともに究明して、次回に活かしていきたいね」
星学文エンジニアのコメント
「ウォームアップ走行ではロングランのチェック走行を主に行いました。途中ピックアップもありましたが、その時のコンディションを考えるとタイヤに関しては大丈夫だと思っていました。今回はスタートできなくて残念でしたが、トラブルの原因をしっかりと調べ、次回でも良いパフォーマンスを発揮できるようにしたいです」
野尻智紀選手のコメント
「残念な結果になってしまいましたが、オフシーズンに取り組んできたことが昨日の予選に出ましたし、パフォーマンスも確実に上がってきていると思います。次回に向けて気持ちよくレースができるようにボク自身も頑張って取り組んで行きたいです」
小林崇志選手のコメント
「最初は優勝できる手応えは少なかったですが、ウォームアップでレクサスと一緒に走っていてそれほど差が無いと感じていたので、結構良いレースができると思い始めました。しかし、いざスタートしてみたらレースをする事無くリタイアしてしまいました。上位からのスタートだったので、そのまま走れていればポイントを沢山獲れたと思うので残念です。気持ちを切り替えて次の富士で良い結果を出せるようにしたいです」