2017年F1中国GP決勝で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは2位を獲得した。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=2位
今日の結果には満足できる。レースはすごく面白かったし、見ていた人も楽しかったと思う。序盤は難しいコンディションで、何が起こるのか分からないような感じだった。そのため少し慎重になりすぎたかもしれない。
路面はどんどん乾きつつあり、僕らは早めにタイヤを換えることに決めた。スリックを履いて有利に事を運ぼうとしたんだ。でもその直後にセーフティカーが出動した。ついてなかったよ。それが最終結果にどれぐらい響いたかは分からない。その時点からフィニッシュまではかなり時間があったからね。それでも何らかの影響はあったと思う。
僕は自力で順位を上げていかなければならなかった。(ダニエル・)リカルドとのホイール・トゥ・ホイールのバトルは緊迫していたよ。こういうふうにオーバーテイクするのは好きだ。単純にDRSを開いて抜くんじゃなくて、リスクを冒して順位を手に入れるというのがね。でもそのころにはルイス(・ハミルトン)とのギャップは大きく開いていた。彼にプレッシャーをかけ続けるためにプッシュした。追いつくためにはどれぐらいの速さで走ればいいか、エンジニアに聞きながらね。
今日は彼らに匹敵するペースで走れたと思う。彼が速いときもあれば、僕が速いこともあった。次のバーレーンでも僕らがメルセデスと戦えるとしたら、それはまたいいニュースになる。僕らはもっともっとよくなるよ。
(早々にタイヤ交換したことについて語り)インターはかなりデグラデーションがひどいと分かっていた。コースのところどころが乾いていたから、リスクを冒したんだ。ドライタイヤの方がかなり速いと思っていたら、セーフティカーが出動した。それでかなりポジションを落とす結果になった。
セーフティカーに関しては僕らはついてなかった。でもルイスが一番いい仕事をしたのは確かだ。
彼がミスをするかもしれないから、攻め続けた。サイド・バイ・サイドでなかったとしても、レースができて楽しかったよ。