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ポルシェカレラカップ・ジャパン 第1戦岡山 決勝レポート

2017年04月09日 09:11  AUTOSPORT web

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#89 三笠雄一
プレスインフォメーション
2017年4月08日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017 ー 第1戦(岡山)決勝レポート

岡山. 岡山.ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017シリーズ第1戦の決勝を、岡山国際サーキット(岡山県)で2017年4月8日(土)に開催いたしました。

天候:曇り 路面:ドライ 気温:19度/路面温度:19度(スタート時)

 直前に行われたSUPER GT公式予選中の数度にわたる赤旗中断のため、PCCJ決勝のスタートは16時30分からの予定が30分遅れの17時に変更された。空は厚い雲で覆われ、スタート前のグリッドでは小雨がぱらついていたため殆どのチームはグリッド上にウェットタイヤを用意するも、全車ドライタイヤのままスタートを迎える。

 ポールポジション(最前列アウト側グリッド)は#89三笠雄一。公式予選で岡山国際サーキットのコースレコードを更新する1分32秒279をマークし、昨年のPCCJスカラシッププログラムドライバーの意地を見せる。2番手には今年の同スカラシッププログラムドライバーである#17 上村優太が続く。そして、3番手にはジェントルマンクラスの#9武井真司が食い込み、以下、今年はオーバーオールでの参戦となる昨シーズンのジェントルマンクラス王者#7星野敏、ジェントルマンクラスの#32永井秀貴、#24Go MAXというオーダー。

 17時フォーメーションラップがスタートすると、各車路面の状況を確認しつつタイヤを温めながらゆっくりとコースを1周。そしてグリッドにマシンが整列し、シグナルがブラックアウトして15周の決勝レースがスタートすると、#89三笠が抜群のスタートを見せてホールショットを奪い、それに#17 上村が続いていく。

「レース前半が勝負だと思っていたので、スタートから全力でプッシュしていきました。」こうレースを振り返る#89三笠は、徐々に2番手の#17 上村との差を広げていく。一時は2秒以上の差が出来るが、レース中盤にピックアップを拾ってしまいペースがダウン。#17 上村が背後に迫ってくる。「あのときは焦りましたが、1周掛けてピックアップを取ってペースを取り戻しました」と#89三笠が語るように、その後は再びマージンを広げて一度もトップを譲ることなく開幕戦を制した。一方、#89三笠の後塵を拝して2位に終わった#17 上村は、「PCCJだけでなく、ツーリングカーのレース自体が初めてだったので色々と勉強になりました」と悔しさを滲ませたが、一方でタイヤの使い方などレースを通じて学んだことも多かったようで次戦以降に期待が高まる。

 そして3位には、グリッド3番手からスタートした#9武井がポジションをキープしたまま入り、ジェントルマンクラス優勝を果たした。レース序盤はトップ2台について行くも徐々に離されてしまい単独走行でゴールを迎えた#9武井は、「開幕戦ということもあり、安全マージンを取り過ぎて消極的になる部分もありました。その点を反省して、明日のレースはもっと前の2台に食らいついて行きたいと思います」と語る。なお#9武井は、ジェントルマンとオーバーオールの両クラスで表彰台に立った。4位は予選4番手の#7星野がポジションそのままにゴールを迎えた。

 #9武井が優勝を飾ったジェントルマンクラスは、スタートで#24 Go MAXが2番手にポジションアップするも、ジャンプスタートの判定を受けドライブスルーペナルティーに。これで順位を大幅に下げ、2番手争いは#6 MASANORI YONEKURA、#11 Fukujirou、# 2 田島剛、#32 永井、#25 内山清士、#99 佐野新世、#77 浜崎大の7台が接近戦を繰り広げる。各車とも抜くに抜けない展開となり、隊列を組んで周回を重ねていくが14周目にアクシデントが発生する。3コーナーで、# 2 田島、#32 永井、#25 内山の3台が絡み#32 永井はスピンを喫して順位を落としてしまう。また、最終ラップのダブルヘアピンでは#11 Fukujirouがラインを外し、そこに飛び込んだ# 2 田島が接触するもそのままゴール。

 2位となった#6 MASANORI YONEKURAは「後続から追いかけられていましたが最後まで抑えきれるだろうと思っていました。2位表彰台を開幕戦で獲得できて嬉しいです」と喜びを語る。3位にはPCCJ初レースとなった#11 Fukujirouが表彰台に昇り、「今日は運が良かっただけだと思っていますので、次こそ実力で表彰台を狙います」と振り返った。

 なお、PCCJ第2戦決勝レース(15周)は4月9日(日)午前11時30分からスタートを予定する。スターティンググリッドはポールポジションから、#89 三笠、#17 上村、#9 武井(ジェントルマンクラス)、#7 星野というオーダーとなっている。

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