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SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 スーパーGT第1戦岡山 予選レポート

2017年04月09日 08:51  AUTOSPORT web

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2017スーパーGT第1戦岡山 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
LMcorsa レースレポート:SUPER GT 第 1 戦予選・岡山国際サーキット

LM corsa Super GT, Racing Reports 2017 Vol.3
Official Test:OKAYAMA INTERNATIONAL CIRCUIT. 2017/04/8

予選結果:22位(エントリー30台)
天候:曇り、コース状況:ドライ

 国内レースで最も高い人気を誇る AUTOBACS SUPER GT シリーズの今季開幕戦が、今年も岡山国際サーキットで4月8日(土)に幕を開けた。飯田章と吉本大樹のコンビで4シーズン目を迎えたLMcorsaは、今年新型車両「SYNTIUM LMcorsa RC F GT3」で挑むことになる。

 そのため開幕戦に向けてチームは、3月に岡山国際サーキット、富士スピードウェイと2回の合同テストに参加し、マシンの基本的なセットアップとともにタイヤとのマッチングを確かめるために走り込みを行った。だが、開幕前の富士テストは予想外の寒さで予定していたタイヤテストを充分に行えず、2日目は雪のためテストが中止となってしまう。充分なデータを蓄積できずに開幕戦を迎えることとなった。

公式練習
 開幕戦の走行は、8日(土)午前9時からの公式練習からスタート。しかし、明け方まで降り続いていた雨の影響で、路面は濡れておりウエットでの走行となってしまう。最初にドライブを担当したのは飯田で、ウエット路面の状況を確認するように7周を走行。

 バトンを引き継いだ吉本が、同じくウエットの確認を行うも、徐々に路面は乾いてドライに。そこからは、マシンのセットアップとドライタイヤのマッチングを確認していく。しかし、岡山の気温がチームの想定よりも低かったこともあり、タイヤが思った以上に働いてくれない状況に陥ってしまう。

 結果、マシンパフォーマンスの引き出しに苦労しながらも吉本は27周を走行し、1分27秒972で18位という結果に。

予選
 ノックアウト方式となる予選は、まず15分間のQ1が行われて上位14台がQ2への進出を果たせることになる。

 そのためチームは、このQ1突破を目指して吉本がタイムアタックを担当。しかし、午後になっても気温は上がらずに持ち込んだタイヤで上位に食い込むタイムを引き出すのは厳しい状況に。ベテランドライバーである吉本のドライビングを持ってしても、想定していた気温より約10℃も低くてはマシンパフォーマンスを引き出せずに終わる。

 9周走行中7周目の1分27秒461がベストタイムとなり、予選結果は22位。Q2への進出はならなかったため、予選で飯田がドライブする機会はなかった。

ドライバー/飯田章
 午前中の公式練習は雨でしたので、ウエットタイヤの確認を行いました。決勝は雨になる可能性が高いので、吉本選手にもウエットの状況を確認してもらうために交代したのですが、その後ドライになったためそのままドライタイヤのテストをしてもらいました。

 明日の決勝レースは、最後まで何が起こるか分からないので頑張ります。

ドライバー/吉本大樹
 練習走行では、ドライ状況になってからマシンセットアップの確認をメインに走行しました。でも、マシンパフォーマンスを引き出すのに苦労し、予選でも状況は変わらなかったです。

 決勝では、チーム力とドライバー2人の総合力で最後まで諦めずに、少しでも前のポジションでゴールしたいと思います。

監督/小藤純一
 今年は昨年と違いピンのタイヤで攻めていくことにしたのですが、今回は想定していた気温よりも低かったため、マシンとタイヤのマッチングで苦労しました。例年ですと、開幕戦のこの時期はもう少し気温が高い状態なのですが……。

 明日の決勝も今日と同じような気温になると思いますが、確実に完走することと、Cグループ※でのトップを狙っていきます。

※SUPER GTのシード権は昨年まで1種類だったが、今シーズンはAシード、Bシード、Cグループの3つに分けられ、60号車はCグループに属する。