2017年F1中国GPの土曜予選で、ハースF1のロマン・グロージャンは17位、ケビン・マグヌッセンは12位だった。グロージャンは予選序盤にスピン、その後、アントニオ・ジョビナッツィのクラッシュの影響でQ1を突破できず、さらにその際に十分減速しなかったとして5グリッド降格のペナルティを受けた。
■ハースF1チーム
ロマン・グロージャン 予選=17位
予選最初のラップは良い感じだったのに、最終コーナーで予想外のことが起きてスピンしてしまった。コーナー出口でスロットルを強く踏み込みすぎたのかどうか、調べる必要がある。2ラップ目はとてもうまくいって、10番手を狙っていた。でもジョビナッツィが最終コーナーでクラッシュしたことで、僕はそのラップを諦めなければならなかった。運がなかったね。
今日の午前中のFP3ではマシンにあまり満足していなかった。少し苦労させられたけど、昼の間にいろいろ変更したことで、少し改善することができた。繰り返しになるけどマシンは10番手を狙えるほどの出来で、Q3進出は手の届かないものではなかった。すべてがうまくいきそうだったのに、そのラップを走り切ることができなかった。
明日は長いレースになる。雨の場合、ここではタイヤのデグラデーションが大きな要素になってくるし、明日は雨になるはずだ。白紙の状態からのスタートになるね。
(ダブルイエローフラッグ下で減速をしなかったとして5グリッド降格のペナルティを受けた件について)コーナーの手前で減速し、コーナーをゆっくり回った。ピットに戻らなかったのは、エンジニアからシングルイエローだと聞いていたからだ。だから誰かがスピンしてそのまま走っているのかと思った。クラッシュがあったとは知らなかったんだ。僕は1秒失っているし、コーナーの前も後も十分減速していた。
ケビン・マグヌッセン 予選=12位
かなり満足している。Q3進出まで約0.05秒差だったから、ここしばらくのなかでは一番うまくいった予選だった。不満だなんて言えないよ。差がこれほどまでに小さいにも関わらず、Q3進出を果たせなかったことについては、もちろん残念に思っている。でもラップ自体は悪くなかったのだから仕方ないね。
特にレースコンディションでは、マシンには競争力があると思う。良いマシンだよ。雨になった場合、どんな展開になるのかはまったくわからない。どうなるかに注目していよう。