WTCC世界ツーリングカー選手権の2017年開幕戦となるモロッコが4月8日、マラケシュのサーキット・モーレイ・エル・ハッサンで行われ、ホンダ・シビックWTCCを駆るティアゴ・モンテイロがポールポジションを獲得した。
今季の開幕ラウンドとなるモロッコでのレースは、マラケシュ市街地のモーレイ・エル・ハッサンが舞台。2016年限りでシトロエン、ラーダがワークス活動を休止し、ホンダ、ボルボの両ワークスの戦いに、シトロエンやラーダのプライベーターがどう戦うかが注目ポイントだ。
8日のフリー走行では、1回目でモンテイロがトップタイムをマーク。2回目ではノルベルト・ミケリス(ホンダ・シビックWTCC)がトップと、ホンダ勢がボルボをリードしていく。迎えた予選でも、Q1でミケリスがトップに立つと、Q2ではモンテイロ、ミケリスのワン・ツーに。Q3ではモンテイロがボルボのネストール・ジロラミを抑え、メインレースのポールポジションを獲得した。
「この結果こそ僕たちが必要としたものだ。チームは冬の間すごくハードに働いて、シビックを改良してくれたからね」とモンテイロ。ミケリスは3番手につけ、ロブ・ハフ(シトロエンC-エリーゼWTCC)が4番手。地元のメディ・ベナーニが5番手となった。
今季からWTCCにフル参戦する道上龍は、Q2のチェッカー間際に11番手から9番手にタイムアップし予選を終えたが、この結果トップ10がリバースグリッドとなるオープニングレースでフロントロウを獲得。いきなり開幕レースで表彰台の可能性も高まっている。
「9番手は初めてのサーキットにしてはいい結果だと思いますし、リバースグリッドの2番手というのは、僕が目標としている勝利のために良い機会になると思います」と道上。
なお、予選後のMAC3にはボルボが初登場。ホンダを下している。