2016年F1中国GPの土曜予選で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは13位、ストフェル・バンドーンは16位だった。
バンドーンは、Q1に向けてマシンに変更を加えたことで最初のランをスタートするのが少し遅れ、それが幾分Q1のプログラムに影響、さらに最初のランではトラフィックに遭い、最後のフライングラップはアントニオ・ジョビナッツィのアクシデントに阻まれた。アロンソの予選は比較的スムーズで、Q1では10位タイムを記録してQ2に進出した。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
フェルナンドは今日のQ1ラップで“バンザイラップ”を生み出し、Q2へと突き進んだ。Q2でもいい走りをし、最終的に13位を獲得した。大局的に見ればいいリザルトではないが、このサーキットには長いストレートがあり、それにより我々のマシンがそういう結果を出すことすら阻まれるかと恐れていたことを思えば、悪いリザルトではなかった。
一方、2週間前のメルボルンと同様、ストフェルはまた不運に見舞われた。Q1の走行は予期せぬ形で妨げられた。アントニオが最終コーナーでクラッシュし、それによってイエローフラッグが出たために、ストフェル自身に何の責任もないにもかかわらず、走行に影響が及び、結局16位から順位を上げることができなかった。確かなことは分かりようがないが、今週末ここまでの彼のペースからすると、もしスムーズに走れていたら、Q2に進出していた可能性は十分あったと考えられる。
彼は上海インターナショナルサーキットでまだ31周しか走っておらず、今週末初めてコースを実際に見たということを考えれば、彼のパフォーマンスは非常に印象的であると私は評価する。
明日の天気がどうなろうと、ふたりのドライバーはタフなレースを戦うことになるだろう。しかし彼らはいつもどおり全力を尽くすはずだ。