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昨年、中国で話題となった作品3本を上映 『アジアンムービーセレクション2017』開催へ

2017年04月08日 21:43  リアルサウンド

リアルサウンド

『修羅の剣士』(c)2016 BonaEntertainmentCompanyLimitedAllRightsReserved.

 シネマート新宿にて5月27日、シネマート心斎橋にて6月10日より、『アジアンムービーセレクション2017』が開催されることが決定した。


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 『アジアンムービーセレクション2017』とは、中国国内で2016年に話題となった監督・俳優によるエンタテイメント作品3本を集め、連続上映するという企画。1977年にイー・トンシン主演で映画化された武侠映画『三少爺的劍』を、ツイ・ハークがリメイクしてトンシン自らが演出した『修羅の剣士』(原題:「三少爺的劍」)、『疾風スプリンター』のダンテ・ラム監督が手がけた実録アクション作品『オペレーション・メコン』(原題:「湄公河行動」)、『イップマン』シリーズのウィルソン・イップが製作、コアン・ホイ監督が手掛けたファンタジー・アクション作品『封神伝奇-バトル・オブ・ゴット-』(原題:「封神傳奇」)の3作品が上映される。


■『修羅の剣士』
 本作は、金庸、梁羽生らと並んで知られる武侠小説・古龍の同名小説を映画化したもの。“神剣館”に住み“剣神”として名を轟かせる最強の剣士、シェ・シャオフォン(通称:第三の師“ケニー・リン”)は、チと偽名を名乗り妓楼の下男として働いていた。彼はそこで遊女のリー(ジャン・イーイエン)に惹かれていく。一方剣客のエン・シサン(ピーター・ホー)は第三の師と戦う事を夢見ていたが、彼が死んだとの噂を耳にして願いが叶わぬと落胆。やがて奇縁からかエン・シサンは第三の師と巡り会うが、その正体を知らずに交流していくのだった。その頃、第三の師の許婚であったムユン・チュウテイ(ジャン・モンジェ)は、愛憎の果てに自らの元を去った彼に復讐するためにエン・シサンをかどわかし、第三の師を誘き寄せるために“神剣館”を滅ぼそうと謀略を巡らす。再び剣を取る事になった第三の師の運命を描く。


■『オペレーション・メコン』
 本作は、巨大な麻薬密造地帯として知られる、タイ、ミャンマー、ラオスの三国に交差する“黄金の三角地帯(ゴールデ ン・トライアングル)”で、実際に起こった事件を映画化したアクションムービー。黄金の三角地帯に接するメコン河で、2011年10月5日に事件は起きた。航行中の中国船が何者かに襲撃を受け、乗組員13名が惨殺されたのだ。事態を重く見た中国政府は事件解決のために捜査を開始。その指揮に公安のカオ(チャン・ハンユー)が選ばれ特殊部隊と共に現地へと乗り込む。すでに現地に潜入している諜報員フォン(エディ・ポン)と合流。事件の背後に巨大な麻薬組織が関与している事を知ったカオは、手がかりをつかむために無法地帯へと向かう。そこは誰も介入出来ない特区で全ての犯罪が横行する悪の天国として恐れられている場所だった。部隊を率いたカオとフォンは作戦を開始。立ち塞がる巨大な組織に戦いを挑む模様を描く。


■『封神伝奇 -バトル・オブ・ゴット-』
 本作は、『西遊記』と並び中国古典小説のひとつとして知られ、これまで何度も映像化されてきた同名小説を映画化したファンタジー・アクション。神と魔の戦いを描く。 時は古代中国、殷の時代末期。殷朝第三十代の王、チュウオウ(レオン・カーファイ)は慢心により女神を怒らせ九尾の狐が化けた美女、ダッキ(ファン・ビンビン)に魅了される。チュウオウは操られるままに暴政を行い周辺地域への侵略を開始。人間界では魑魅魍魎たちが跋扈しまさに乱世が始まろうとしていた。事態を重く見た仙界最強の道士にして周の軍師、キョウシガ(ジェット・リー)はそれを阻止しようとヨウセン(ホアン・シャオミン)、ナタ(ウェン・ジャン)、ライ(ジャッキー・ヒョン)らを遣わすのだった。一方、妲己もすでに謀略を張り巡らしていて……。


(リアルサウンド編集部)