マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、中国GP予選で13位を獲得した後、この結果は予想外であり「神からの贈り物」のようだと語った。
土曜フリープラクティス3回目では17位だったアロンソは、予選に対して厳しい予測をしていたものの、見事Q1を突破し、最終的に13位を獲得した。
アロンソは開幕戦オーストラリアでも予選13番手を獲得しており、そのラップと同様に、中国の予選ラップも、キャリアベストのレベルの出来だったと語った。
「オーストラリアと同様に、僕の人生のなかのベストラップのひとつといっていい」とアロンソは予選直後に語った。
「オーストラリアでもここでも、マシンにいい感触を持っているし、限界までプッシュできると感じる」
「もっと悲観的な予想をしていた。昨日(赤旗のために)走れなかったからなおさらだ」
「今朝、いくつか新しいパーツを試したら、すべてが予想どおりに機能した。それでもすべてのパワーをもってしても17位と19位だったから、予選ではザウバーと最下位を争うことになると考えていた」
「だから最終的に13位というのは神からの贈り物だ」
アロンソが記録した1分34秒372はトップ10進出タイムから0.3秒近く遅かった。また、Q2ではエンジンに不安を感じた場面があったことも明かした。
「原因を彼らが把握しているのかどうか分からないが、明日のレースの前に原因をはっきりさせておきたい」とアロンソ。
一方アロンソは、マクラーレン・ホンダはトップスピードが劣っているため、決勝序盤の段階でロングストレートでいくつか順位を落とすものと予想している。ただ明日が予報どおり雨になれば、リスクを冒して攻めることでそれなりの結果を手に入れたいと考えている。
「ドライコンディションなら、13番手からスタートすれば、バックストレートに着いたとたんに15位か16位になってしまうだろう。ウエットでもストレートの終わりで15位か16位になるだろうけど、コーナーでリスクを冒してみるつもりだ」
「リスクはあっても、僕らには失うものはないからね」