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30代と40代ではココが違う!―「親の死を意識するようになる」「芸能より政治の話で盛り上がる」

2017年04月08日 15:12  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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世間から"アラフォー"と呼ばれる35歳♀の筆者は、40代になる日が来ることにビビっている。30歳を過ぎたあたりから年イチでひどい腰痛に悩まされるようになり(今も!)、洋服を選ぶ時には「これを着てもイタくないか?」という新たな基準が加わった。40代になったらソレ系の悩みはもっと増えてゆくのだろう。

先日のガールズちゃんねるに「40代ってどうですか?」というトピックが立った。トピ主はあと数日で40歳になる女性。迫りくる40代に不安になり、覚悟を決めるため人生の先輩たちに「30代との違い」を問うている。(文:みゆくらけん)

「小手先のアンチエイジングではどうにもならない老化」

このトピックへは500を超えるコメントが集まった。書き込んだのは主に40代以降の女性のようで、体感・実感からつくづく感じる「30代との違い」には説得力が溢れており、筆者も興味津々だ。

ダントツで多かった「30代とはココが違う」は身体のこと。「朝起きた時から疲れてる」「焼肉(カルビとか)がもたれる」「トイレが近くなった」などいわゆる"老化現象"は挙げればキリがないが、「それまでの生活のツケがど~んと出る気がする」というのもポイントだ。

これまでの不摂生や無茶が身体に思いっきり出てくるのが特徴で、タバコ・日焼け・荒れた食生活・運動不足などによる悪影響が健康・美容両面から容赦なく襲ってくる。

特に女性としてキツいのは30代に比べ、美容面が衰えてくること。代謝が落ちることでダイエットがうまくいかず、「あと2キロが何しても痩せない」「デブ活してたっけ?というほど痩せない」と嘆く声が多々。また、お肌から「悪あがきはここまで」みたいな宣告を感じるという人も。

「30代の頃はアンチエイジングさえ心がけていたら、いつまでも若々しくいられるって思っていた。実際に40代になって小手先のアンチエイジングではどうにもならない老化があることを知らされる」

高い美容液も酵素ドリンクも効かなくなり、お手入れの限界という壁に突き当たる。あァ、ソコであがくとイタいオバサンになってしまうし、諦めて開き直ったら一気に老化加速。どないせーっちゅうねん。

「案外、真の意味で大人になるってこの時期なのかと思った」

また、40代になると世の中から「完全にオバサン扱いされる」「小綺麗でもくだびれててもオバサンってみられる」というコメントも多く、

「チヤホヤされてきた女が現実を目の当たりにする時」

という厳しい意見も。こればっかりはぶっちゃけ仕方ない。ショックを最小限にするためには、「女」以外のアイデンティティを保持・確立していくしかないだろう。かかってこい。

精神面では「世の中の事が大方分かるようになって来て、芸能より政治の話の方が盛り上がる」「涙腺が緩くなって困る。若い頃より純真になってる気がする」などの他、「親の死を意識する様になって、ときどき憂鬱になる」「親の病気や子供のことなど、自分の事以外で悩む一番辛い時期」という声も目立つ。悩みが切実になってくる年代のため、

「案外、真の意味で大人になるってこの時期なのかと思った」

と、今までの甘さを痛感するという意見も。

ここまで悪いことばかり紹介してきたが、40代になって「良いこと」もあるようだ。特に多かったのは、「オバサンでいいやと割りきると楽」「自分は自分、他人は他人って吹っ切れたので30代より楽しい」などという声。

「いろんな雑念を超えて『仕事が楽しい』っていう心境に達する」

という人も。理想の年の重ね方のお手本のようで羨ましい。ポイントは「いいかんじに肩の力が抜けるようになった」というところか。

まとめてみると、どうやら幸せな40代を迎えるためには、まずは老化を自然現象としてゆるーく受け入れること。そして何より、周囲の価値観に振り回されずに自分オリジナルの幸せの基準を持つことが大事なような気がする。確実にいえるのは、若さにすがる価値観だと辛い、ということだ。