MotoGP第2戦アルゼンチンGP、MotoGPクラスは初日、アルゼンチンのアウトドロモ・テルマス・デ・リオ・オンドで2回のフリー走行を行い、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が総合トップに立った。
MotoGPクラスのフリー走行1日目は午前中の1回目、午後の2回目ともにドライコンディションで行なわれた。
フリー走行1回目をトップで終了したビニャーレスは、2回目のセッション中盤すぎまでは9番手付近にとどまっていた。だが、最後のアタックに出るとアタック2周目に1分39秒477のファステストを記録。スローダウンした1周を除く3周で1分39秒台を記録すると、ビニャーレスはそのままセッショントップ、総合でもトップで初日を終えた。
総合2番手に1分39秒778でマルク・マルケス(ホンダ)。1回目に2コーナーでスリップダウンを喫し、11番手に終わっていたマルケスだったが、2回目のセッション開始10分すぎ、27分すぎ、40分すぎにファステストを更新してトップに立つ。しかし、最後はビニャーレスに逆転されてしまった。
終盤に1分39秒880を記録したカレル・アブラハム(ドゥカティ)は、一瞬リーダーボードのトップに立ったが、マルケス、ビニャーレスに逆転されてインディペンデントチーム勢トップとなる3番手。アブラハムは午前中の1回目でも5番手につけており、コンディションにうまくはまったようだ。
セッション中、何度かリーダーボードのトップに立ったアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が1分39秒922で総合4番手に続き、昨年型のデスモセディチGPを駆るライダーが上位につけた。
総合5番手に1分39秒960でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、総合6番手に1分40秒120でロリス・バズ(ドゥカティ)が続き、カル・クラッチロー(ホンダ)も1分40秒124で終盤に一瞬リーダーボードのトップに浮上したが、最終的に総合7番手で終わった。
ジョナス・フォルガー(ヤマハ)が1分40秒157で総合8番手とルーキートップに立ち、総合9番手に1分40秒175でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、総合10番手に1分40秒250でアンドレア・イアンノーネ(スズキ)の順で続いた。
ダニ・ペドロサ(ホンダ)は2回目のセッション中盤すぎに13コーナーでスリップダウンを喫し、最後のアタックでベストとなる1分40秒345を記録したが総合13番手。アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が1分40秒399で総合14番手で初日を終えた。
バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は1回目、2回目ともに16番手。2回目に記録した1分40秒531で総合16番手。ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)は1回目15番手、2回目18番手と苦戦、2回目に記録した1分40秒599で総合18番手となった。
開幕戦後のモトクロストレーニング中に足首にケガを負ったアレックス・リンス(スズキ)はメディカルチェックを受けて出走。1分41秒083で総合20番手で初日を終えた。