GT500クラスに参戦するニッサンGT-RニスモGT500、レクサスLC500、ホンダNSX-GT いよいよ4月8日(土)、2017年のスーパーGT開幕戦となる第1戦岡山の予選日を迎える。走行を前日に控えた9日、岡山国際サーキットでは参戦全車が集い、準備が進められた。
2016年の最終戦もてぎ以前から、GT500クラスを中心に多くのテストが重ねられてきたスーパーGT。今シーズンGT500クラスでは新たな規定が導入されているが、ダウンフォース25%減という車両レギュレーションのなかで、どんな覇権争いが展開されるのかが注目どころだ。
これまでの公式テストでは、レクサスLC500勢が非常に好調なタイムをマークしており、レクサス勢に対しニッサン勢、ホンダ勢がテストから開幕戦までの間に、どこまでキャッチアップしたのか。
また、GT300クラスでは今年もGT300マザーシャシーを含むJAF-GT勢、そしてFIA-GT3勢と、多種多彩な車種が揃う。ここまでのテストを見る限りでは性能調整はうまく働いているように見受けられるが、そのなかで上位に進出するためにはチーム力、そしてタイヤの力が重要になるだろう。
さらにGT300クラスでは、埼玉トヨペットGreenBraveマークX MCや、EIcars BENTLEY GT3等のニューマシン、タイからフル参戦するARTO 86 MC 101等、ニューカマーたちの戦いにも注目だ。
そんな2017年の開幕ラウンドだが、走行前日の4月7日の岡山は曇天模様。2017年の本番仕様のカラーリングをまとったマシンも多く姿をみせた。なお、夕方からは小雨が舞い始めており、今週末は天候が重要なファクターを握ることになりそうだ。
なお、今週末はポルシェカレラカップ・ジャパン(PCCJ)、FIA-F4が併催レース。PCCJでは星野敏(D'station Porsche)が走行1回目、2回目とも最速。FIA-F4は木曜から走行が行われており、笹原右京(HFDP/SRS/コチラレーシング)が専有走行最速に。澤田真治(B-MAX RACING F110)、大湯都史樹(HFDP/SRS/コチラレーシング)らが続いた。16年王者の宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)は5番手につけている。