マレーシアGPが2017年をもってF1開催契約を終了することが決まった。F1オーナーとの協議の末、2018年までの契約が打ち切られることになった。
セパン・インターナショナルサーキットでのマレーシアGPは1999年に初開催、今年で19回を迎える。昨年11月、政府は、2018年末までの開催契約を延長する場合、資金援助を行わないと発表しており、グランプリの将来について懸念が生じていた。
マレーシアGPは、開催料金が高額であること、チケット販売の不振という問題を抱えており、F1新オーナーのリバティ・メディアと交渉した結果、現契約を1年早く打ち切ることで両者が合意した。これにより、マレーシアGPは今年の10月1日の開催をもってF1カレンダーから脱落することが決まった。
一方、来季2018年のF1カレンダーには新たにフランスGPが加わり、ドイツGPが復活するため、合計21戦で開催される予定だ。
F1商業担当マネジングディレクターのショーン・ブラッチズは、声明のなかでセパン・インターナショナルサーキットに感謝の言葉を述べた上で、次のようにコメントしている。
「2018年カレンダーにはフランスGPとドイツGPが加わり、21のエキサイティングなイベントが開催される予定である」