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マクラーレン・ホンダF1、アグレッシブなU字型ウイングを導入。ふたつの効果を最適化?

2017年04月07日 07:21  AUTOSPORT web

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2017年中国GP木曜 マクラーレンMCL32に装着されたU字型ウイング
マクラーレン・ホンダがF1中国GPでアグレッシブなデザインのTウイングを試す見込みであることが分かった。

 長いストレートを備えた上海インターナショナルサーキットでは苦戦するものと自ら予想しているマクラーレン・ホンダだが、新しいパーツをいくつか持ち込む予定であることも明らかにしていた。英AUTOSPORTの情報により判明したのは、土曜にフェルナンド・アロンソのマシンに新しいリヤウイングが装着される見込みであるということだ。一方で、木曜、マクラーレンはMCL32に独自デザインのTウイングを装着していた。

 今季メルセデス、フェラーリ、ウイリアムズ、ハースなどが、マシンリヤへの空気の流れを整えるため、リヤウイングの前に、各々のデザインのT字型ウイングを装着している。木曜にマクラーレンが装着していたのは、これらとは明らかに異なるデザインで、縁が丸い、細長い楕円形となっている。

 英AUTOSPORTのテクニカルエキスパートを務めるゲイリー・アンダーソンは、マクラーレンのTウイングについて、次のように解説した。

「マクラーレンのTウイングは、我々が今まで目にした他のものとは少し異なるデザインとなっている。トップエレメントは下部エレメントにおいてダウンフォースを生み出す。下部エレメントはメインのリヤウイングへの空気の流れを整えるターニングベインとしての役割を果たす」

「それぞれ異なる役割を持ったふたつのエレメントがぴったりくっついていると、ふたつの異なる空気の流れをどのようにまとめて、下流に向けて流れを乱さないようにするかが、課題となる」
  
 マクラーレンのTウイングは、横向きのU型をしており、この形状により空気の渦や乱気流の発生を抑えようとしているものとみられる。