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AKB48選抜総選挙、来期はどうなる? 指原莉乃・渡辺麻友らメイン不在の影響は…

2017年04月06日 19:54  Techinsight Japan

Techinsight Japan

「今回が最後」と宣言している渡辺麻友と指原莉乃
2017年6月17日に沖縄で開票イベントが行われる『第9回AKB48選抜総選挙』は山本彩(昨年4位)と柏木由紀(昨年5位)が不出馬、昨年二連覇を果たした指原莉乃と前々回女王の座についた渡辺麻友は立候補したものの「総選挙への出馬は今回が最後」と宣言している。そのため今年の総選挙への影響はもちろんだが、来期も開催されるとなればさらに大きく様変わりしそうだ。

第1回となる『AKB48 13thシングル選抜総選挙「神様に誓ってガチです」』は2009年7月8日に赤坂BLITZで開票イベントが行われた。それまではシングルの選抜メンバーを総合プロデューサーの秋元康を中心とする運営陣が考えていたが、ファンの声を反映させようと“選挙”を思いついたのが始まりだという。しかし状況の変化は仕方がない。ここ数年の選抜総選挙で上位常連の柏木由紀、山本彩をはじめ兒玉遥(昨年9位)や入山杏奈(昨年18位)など不出馬するメンバーが増え、指原莉乃や渡辺麻友のように「今回で出馬は最後」と宣言するケースも出てきた。

後輩へチャンスを与える意向もあるようだが、これでは「ファンによる選抜メンバー」という当初の目的とずれが生じる。たとえば指原莉乃のファンは次の『AKB48選抜総選挙』から自分が選びたい“指原莉乃”に投票できないという現象が起きる。そうなると『選抜総選挙』離れが加速することとなり、運営サイドとしては対策をたてねばならない。

思い出されるのは2014年の『第6回AKB48選抜総選挙』で乃木坂46とAKB48チームBを兼任する生駒里奈が立候補して14位となったことである。

これまでも「乃木坂46や欅坂46が『AKB48選抜総選挙』に参加すればどうなるのだろう?」とファンの間で話題になっていた。今や新ユニット・坂道AKBが誕生するなか、それが実現しても不思議ではない。白石麻衣や平手友梨奈が出馬すれば「指原、渡辺、柏木、山本」というAKB48グループのメインがいなくとも盛り上がるだろう。

また、6月に開催される選抜総選挙では夏にリリースするシングルの選抜メンバーには反映されるものの、そのほかのシーズンに出すシングルは総選挙の結果を参考に秋元康や運営陣が選んでいる。さらに秋には『じゃんけん大会』による選抜メンバーも決まる。

今のところ「指原、渡辺、柏木、山本」はグループから卒業する意思は示しておらず、来期の『選抜総選挙』によるシングルでは表題曲に参加しなくともそれ以外では選抜メンバーとなる可能性は十分あり、その立場からAKB48グループを見守る形となりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)