INGING MOTORSPORTは4月6日、全日本スーパーフォーミュラ選手権、スーパーGT300クラスの参戦体制について発表した。JMS P.MU LMcorsa RC F GT3では、1994~1995年JGTC全日本GT選手権GT1クラスチャンピオンの影山正彦が総監督に就任する。
山口県に本拠を置くINGING MOTORSPORTは、今季スーパーフォーミュラではセルモとのコラボレーションを継続し、P.MU/CERUMO・INGINGとして参戦。16年王者の国本雄資、15年王者の石浦宏明というコンビで戦う。浜島裕英総監督のもと、ドライバーズ/チームタイトルの獲得、そしてランキングトップ2を狙う。
「シーズンオフのテスト結果をみると、速い外国人ドライバーも来日し、さらにどのチームもクルマの競争力を増してきており、非常に激しく僅差のバトルが展開されるシーズンになると予想されます」と浜島総監督。
「ファンの皆さんにはワクワクする興味深いシーズンになること請け合いですが、我々にとっては、小さなミスが命取りになる厳しいシーズンであると認識しています。昨年までのチャンピオンチームとしての実績を活かし、強い部分はより強く、そして弱みを克服して完成度の高いチームを目指したいと思います。この目標に向かい、チームスタッフ一丸となって育つことで、良い結果は自ずとついてくると考えています」
また、スーパーGTでは51号車がINGING MOTORSPORTとして、50号車がArnage Racingとコラボレーションし、INGING & Arnage Racingとして参戦する。51号車はJMS P.MU LMcorsa RC F GT3として中山雄一と坪井翔が、50号車はフェラーリ488 GT3を都筑晶裕と新田守男がドライブする。
さらに51号車には、新たに1994~1995年JGTC全日本GT選手権GT1クラスチャンピオン(1993年も含めると三連覇)を獲得した影山正彦が総監督として就任することになった。影山は以前にもINGINGのF3チームの監督を務めた経験もある。また、今季もMediaDo Kageyama Racingの監督を務めることから、多忙なシーズンとなりそうだ。
三連覇を目指すスーパーフォーミュラ、ブリヂストンを履きライバルも警戒するJMS P.MU LMcorsa RC F GT3、そして円熟味を増した50号車フェラーリと、今季もINGING MOTORSPORTはサーキットを沸かせることになりそうだ。