LUQUI MOLY RS3 LMS 2017年4月6日
Audi Team DreamDrive
スーパー耐久シリーズ2017第1戦もてぎ200×2Races
開催日:2017年3月31~4月2日
コース:ツインリンク茂木
Wether/Condition:(予選)雨/WET
Wether/Condition:(決勝)晴れ/DRY
エントリー名:LUQUI MOLY RS3 LMSドライバー:田ヶ原章蔵/白坂卓也/竹田直人
ついに2017年シリーズが開幕しました。今年よりS耐に新設されたST-TCRクラスに#45 LIQUI MOLY RS3 LMSで参戦するAudi Team DreamDrive。いやが上にも、期待と注目の集まる今年の開幕戦にチームスタッフ一同、一丸となって挑みます。
この開幕戦では各クラスが2つのグループに分けられて4月1日(土)、4月2日(日)の2日間で各グループ200分の決勝レースが行われることになりました。
Audi Team DreamDriveの走るST-RクラスはGr2(ST-R・ST-1・ST-2・ST-5)で土曜日(4月1日)が予選、決勝レースです。
今回はその前日の公式フリー走行からレポートをお届けいたします。
■3月31日(金)公式フリー走行■
今回S耐にST-TCRクラスとして日本初導入されたマシン、言い換えれば殆どの日本国内サーキットを初めて走行することになる為、ドライバーもメカニックチームも、S耐経験の豊富なスタッフといえどもマシンのデータ収集やドライバーの完熟に、その少ない走行時間枠全てが重要なものとなりました。
ドライバーは各人がマシンの特性を掴むためステアリングを握り、メカニックチームはそのデータに基づきセッティングを出す。綿密なミーティングが何度も繰り返され、そうしてチームの結束力も高まっていくのが見て取れました。
特にメカニックチームは夜遅くまで入念なマシン整備にあたり、チーム目標であるクラス初代チャンピオンを目指して翌日の予選・決勝レースに備えます。
■4月1日(土)予選■
4月とは思えないほどの寒さのなかで始まったAドライバー予選。昨晩未明から降った雨の影響でウェットな路面コンディションのなか、Aドライバーの田ヶ原選手は堅実な走りを見せクラス2番手でフィニッシュ。
続くBドライバー予選は、スタート時こそレインタイヤでスタートするも、途中からはスリックタイヤへ交換するという難しいコンディションのなかBドライバーの白坂選手が快走を見せクラストップタイムでフィニッシュ。
Cドライバー予選、Cドライバーの竹田選手も手堅く基準タイムをクリアしその結果、A・Bドライバーの合算タイムでAudi Team DreamDriveはST-Rクラス初代ポールポジションを獲得!このまま同日午後から始まる決勝でもそのまま初勝利をとチームも活気づきました。
■4月1日(土)決勝■
午前の予選でポールポジションを獲得したAudi Team DreamDrive。スタートドライバーは好タイムを出していた白坂選手。スタート直後から同じST-Rクラスのホンダ・シビックとテールトゥノーズの熾烈なクラストップ争いを演じますが、14週目に後続から追突されトップを明け渡すと、その後はマシンにも燃料系トラブルが発生。
思うように全開走行が出来なくなったマシンは順位を落とすもそれでも何とか無事に200分を走り終えて4位完走でフィニッシュ。
ポールポジションの獲得から勢いづいていただけに、残念な結果に終わってしまいました。
しかし、メカニックチームもすぐにトラブルの原因解明に動きだしており、次戦のSUGOラウンドではこの結果を糧に優勝を目指します。
ご来場頂いたファンの方々を始め、スポンサー各位に感謝申し上げるとともに今後ともAudi Team DreamDriveの応援を宜しくお願い申し上げます。
■レース後コメント■
●澤田栄宏代表&監督
新たなTCR車両のクラスといことで、新設されたSTRクラス初戦のモテギは各方面からの期待も大きく、程よいプレッシャーとワクワクのなか予選が開始。
ウェットな路面コンディションのなか、ドライバー陣を筆頭に一丸となってクラス初のポールポジションを獲得できたことは、チームや協賛頂いている皆様にとって非常に嬉しい出来事でした。
決勝は雨も上がって良い雰囲気で挑みましたが、耐久レースゆえの難しさが顕著に出たレース展開。長時間の未体験ゾーンにはまりましたね。
どうにか完走はしたものの残念な結果で悔しい思いでした。課題は見えているので、全力で克服し2戦目のSUGOではリベンジを果たしたいです!
●田ヶ原章蔵選手
チーム移籍して、予選はポールポジションを取ることが出来て、不眠不休でやって来てくれたチームと共に初クラスでの快挙に歴史を刻めたことは素直に嬉しかったです!
決勝は見せ場も無く終わりました。次戦に向けてまた挑戦していくだけです。引き続きの皆さんの熱い応援お願い申し上げます!
●白坂卓也選手
今季新設されたST-Rクラスに新型マシン、新規チームでの参戦となり、やることが山積みで迎えた開幕戦でしたが、チームの雰囲気も良くシェイクダウンからセットアップも任せて頂きポールポジションを取ることが出来ました。
決勝でのマシントラブルは非常に残念ですが、スタッフのモチベーションも非常に高いチームなので、不安要素はなく、次のレースまでには原因がハッキリすると信じています。
次戦、リベンジ出来るようまた頑張ります!応援ありがとうございました。
●竹田直人選手
参戦のため調整頂きましたSTO事務局やアウディジャパンの皆様、御礼申し上げます。また、車両準備のために夜を徹して作業してくれたメカニックやマネージャーの皆様には本当に感謝しています。
新しいチームで一番の前のグリッドに並べたのは感激でした。ただし決勝結果は「ドベ」でした。このことは、決して忘れません。次の菅生では期待してください!