マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、中国GPでは完走を果たし、自分たちの今の位置を確認したいと語った。
開幕戦オーストラリアで、アロンソは予選13位、決勝ではマシンのダメージにより最終的にリタイアしたものの、長く10位を走り続けた。チームもアロンソ自身も、開幕戦のパフォーマンスは予想以上だったと述べている。しかしマクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは、第2戦中国の舞台、上海インターナショナルサーキットには同様のパフォーマンスを期待するのは難しいと認めている。現在のF1サーキットで最長の0.7マイルにおよぶバックストレートを備えるレイアウトに苦しむことになると予想しているのだ。
しかしマクラーレン・ホンダは中国にアップデートを持ち込む予定であり、アロンソは、少なくとも決勝で完走を果たして、今後につなげたいと考えている。
「オーストラリアでは少し驚いた。あのレベルのパフォーマンスを発揮できるとは予想していなかったんだ。でも結局は、リザルトが現実を示している。やるべき仕事が多いことは分かっている。シーズン前に目指していた結果を出せずにいるのは確かだが、チーム内で懸命に努力している。シーズン序盤はフライアウェイのレースが続くが、それでも今回の中国を含め、毎戦アップグレードを入れる予定だ」
「中国では通常、タイヤの摩耗が高く、グレイニングがしばしばみられるため、去年の上海では誰もがタイヤに気をつかった。今年の新しいコンパウンドがこの手のサーキットでどういうパフォーマンスを示すのか、興味深い。天候は予想しづらく、週末の間に温度が大きく変わる可能性もある。そのため、どのチームもマシンのバランスとセットアップに関してうまく管理する必要に迫られる」
「上海は曲がりくねったレイアウトで、ここのターン1は今のF1サーキットのなかでも大好きな場所だ。メルボルンのストリートサーキットと比べると、このコースは平均スピードが高く、ドライバーの力が試される。ここで今年のF1マシンがどういうパフォーマンスを示すのか、確認するのが楽しみだ」
「決勝では少なくともトラブルなく戦えることを願っている。チェッカーフラッグを受ける時、自分たちがどの位置にいるのかを確認したい」