全日本ロードレース選手権、JSB1000クラスに参戦するヨシムラスズキMOTULレーシングの津田拓也は、2017年シーズンを戦う新型スズキGSX-R1000のポテンシャルに驚いたと語っている。
津田は3月に鈴鹿サーキットで行われた全日本ロードのテストでヨシムラチューンのGSX-R1000を初走行。2分6秒746のベストタイムで総合2番手につけた。
マシンのフィーリングについて津田は「(テストは)シェイクダウンみたいなものだったので、まだ(マシンの)ポテンシャルを引き出せていないです」と語り、次のように続けた。
「タイムとしては悪くなかったです。テストで感じたのは、出したタイムと自分の感覚が合ってないことですね。ゆっくり走ってるつもりが、こんなタイムを出せるんだという感覚でした」
「テストは寒かったですし、慣らしとまではいかないですけど(マシンの)感覚を掴むことがメインでした。それでも2分6秒台を出せたのは正直驚きですね」
「もしかしたら、あと2、3周あれば2分5秒台も出せたのかもしれません。もっとペース上げられたという自信はあります」
昨年はヤマハの中須賀克行が自身の速さとヤマハYZF-R1のポテンシャルの高さが相まって、7レース中6勝と圧倒的な強さでチャンピオンを獲得した。
2017年、津田は絶対王者の中須賀を倒せる自信があると語った。
「開幕がとても楽しみですね。昨年は厳しい面もありましたが、今年はバイクが新型になってレベルアップしたので、今年は声を大にして『打倒中須賀!』を堂々と宣言できます」
「2017年は最強のヤマハに全力で立ち向かえると思っていますよ」
打倒中須賀に燃える津田。全日本ロードJSB1000クラスは4月22日から鈴鹿サーキットで開幕だ。