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フェルスタッペン、2021年からのPU規則変更を受け「音のきれいなV10」のF1復活を望む

2017年04月03日 15:01  AUTOSPORT web

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V10エンジンを搭載していた2005年のF1マシン
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、現在のパワーユニットに関するレギュレーションが将来的に変更になることを受け、より音の大きいV10エンジンがF1に復活することを望むと語った。

 2014年に導入されたターボハイブリッドV6エンジンは、過去に使用されていたV8、V10、V12と比較して音が小さいことで批判を受けている。3月31日、FIAはパリで現在参戦中および今後参戦の見込みのあるマニュファクチャラーを招集し、2021年以降のエンジン・レギュレーションに関する話し合いを行った。この結果、現行パワーユニットを廃止し、より低コストで音の大きなエンジンを導入することで大まかな合意に至ったとの発表がなされた。

 FIA会長のジャン・トッドは、V10、V12エンジンへの回帰は「社会的に受け入れられない」と以前に語っていたが、フェルスタッペンは新たな方向性を模索していく一環として、V10エンジン復活の可能性を期待している。

「V10エンジンのような、きれいな音のものを導入できれば、とても良いと思う。(現行パワーユニットは)自分が乗っているぶんには良いけれど、V10やV12と比べると、ファンにとってあまり印象的なものではない」とフェルスタッペンは言う。
 
 V10エンジンがF1で最後に使用されたのは2005年のことであり、マックス・フェルスタッペンの父であるヨス・フェルスタッペンも現役時代に使用していた。この後、F1エンジンはV8へと変更になっている。

 F1の現在のレギュレーションは市販車との関連性を重視したものであり、エネルギー回生システムが重要な要素となっている。ここ最近は完全に電気のみで走るレースカーも一般的になりつつあり、これはフォーミュラEが目的とするところでもある。ただし、フェルスタッペンは電気自動車レースはあまり好まないと言う。

「あと15年くらいは、いまのままにしておけばいい。それでも何も問題は起きないだろう。すべてを電気にするのは、その後でいい。それまでは、F1にはガソリンエンジンを使っていてもらいたい。良い音のするやつをね」