モンスターエナジーNASCARカップは4月2日、第6戦マーティンズビルが行われ、ブラッド・ケゼロウスキー(フォード・フュージョン)が今季2勝目を挙げた。
予選4番手からスタートしたケゼロウスキーは、レース序盤の69周目にピットレーン速度違反でペナルティを受け、一時順位を落としたものの、レース折り返しまでにポジションを挽回する。
その後、ケゼロウスキーはカイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)とレース終盤100周に渡って、優勝争いを展開。
ブッシュは500周の決勝レース中、444周でトップを走行したが、最終スティントで履いたタイヤのハンドリングに苦戦。残り64周でケゼロウスキーに交わされてしまう。
トップに浮上したケゼロウスキーは、最終的に1.806秒のマージンでトップチェッカー。自身初のマーティンズビル制覇と今季2勝目を成し遂げるとともに、第2戦から5戦連続でトップ5フィニッシュを達成した。
「いつも、このサーキットでフォード・フュージョンにはいい手応えを感じている」とケゼロウスキー。
「しかし、例年さまざまなトラブルがあり、結果を持ち帰ることができていなかった」
「このトラックは70年の歴史があり、多くのレジェンドドライバーたちも勝利している場所。彼らの仲間入りを果たせたことを誇りに思うよ」
トヨタ勢のブッシュが2位、シボレーSSを操るチェイス・エリオットが3位だった。
ポイントリーダーでポールポジションからスタートしたカイル・ラーソン(シボレーSS)は、レース序盤こそトップで走行したものの、コーナーでマシンが安定性せず徐々に後退。
その後、ピットイン時にマシンをアジャストしたものの、タイヤの摩耗やバッテリー系のトラブルにも悩まされ、17位に終わっている。
モンスターエナジーNASCARカップ第7戦は4月9日、テキサス州フォートワースのテキサス・モータースピードウェイで決勝レースが行われる。