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欅坂 長濱ねる、乃木坂 高山一実、AKB 大家志津香…クイズ番組での活躍がバラエティ進出のカギに

2017年04月03日 07:03  リアルサウンド

リアルサウンド

欅坂46『不協和音(初回限定盤Type-B)』

 欅坂46の長濱ねるが、3月29日に放送された『くりぃむクイズ ミラクル9 3時間スペシャル』、翌30日『ザ・タイムショック 新クイズ王決定戦SP 2017春』(ともにテレビ朝日系)と連日クイズ番組に出演。大きな功績を残し、ファン以外の一般視聴者にもリーチするほどに注目を浴びている。


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 クイズ番組にて“爪痕”を残すためには、いくつかの方法がある。一つは番組終盤の絶好の逆転チャンス、クイズに正解し関心を集めること。もう一つは、珍回答でスタジオの笑いを取ることだ。3月19日に『SAYUMINGLANDOLL ~再生~』でソロして活動を再開した、元モーニング娘。の道重さゆみはその後者に当たると言える。道重にとって転機となったのが、2009年に出演したクイズ特番『小学校教科書クイズ!!』(日本テレビ系)。単なる“おバカ回答”ではない、凡人では到底考え付かない斜め上の回答でインパクトを与えた。それが、バラエティ界に足を踏み入れるきっかけとなっている。


 長濱は、高校1年生、2年生の時に『全国高等学校クイズ選手権(高校生クイズ)』(日本テレビ系)に出場し、高校2年生では長崎県大会で決勝に進出した経歴を持つ。その肩書きを武器に、昨年長濱は『ミラクル9』に初出演を果たした。29日の『ミラクル9』では、「60秒早抜け100万円クイズ」で残り3秒、最後の回答チャンスで見事正解し、100万円獲得への立役者となった。翌日の『ザ・タイムショック』では、やくみつるを相手に負けてしまったものの、ほぼ互角の接戦に持ち込み、出演者を驚かせた。


 『ミラクル9』へは、AKB48から大家志津香がレギュラー出演している。彼女は、珍回答を連発し、司会のくりぃむしちゅーの上田晋也から「“ミラクル9”の“ミラクル”とは大家のこと」と言わしめた人物。ザテレビジョンに掲載のインタビューでは、「本当にひらめきが早いところに気付いてほしいです。私はばかなんじゃないんですよ。私の“ミラクル”を見て欲しいです!」と答えている(http://news.walkerplus.com/article/29908/)。


 ほかにも、乃木坂46からは高山一実が『ミラクル9』に度々出演している。乃木坂46は、『高校生クイズ2016』(日本テレビ系)の番組サポーターに就任。高山の“クイズ愛”がかわれ、クイズ総合誌『QUIZ JAPAN』の表紙にも抜擢されている。


 長濱は番組出演時、浅丘ルリ子からブレスレットを譲り受け、彼女から熱い眼差しを受けていた。ラストのクイズ回答後、長濱はブレスレットをおさえながら「舞い降りてきました神様が」と浅丘に向かってはにかみ、好印象を与えていた。実質、長濱は大家、高山とレギュラーを争うライバルとなるわけだが、視聴者はもちろん、同じ出演者から好感を持たれることもレギュラーの座を獲得するための一歩とも言える。


 欅坂46の冠番組『欅って、書けない?』(テレビ東京系)にて、企画「インテリ女王決定戦」が行われ初代女王には長濱が輝いたが、同じグループの米谷奈々未、織田奈那も長濱に負けずとも劣らない成績を残している。欅坂46から“クイズ選抜”として長濱の後に続くことができるのは、この2人かもしれない。(渡辺彰浩)