ピエール・カッファーが、2016年のLM-GTEプロクラスで2位を獲得したジャンカルロ・フィジケラとトニ・バイランダーと組み、今シーズンのル・マン24時間耐久レースにリシ・コンペティツィオーネから参戦する見込みだ。
カッファーのル・マン参戦が実現すれば、通算11回目の挑戦。カッファーは米国を拠点とするリシに復帰し、6月17~18日のル・マン24時間でフェラーリ488GTEをドライブする。
昨シーズンはこのマシンでフィジケラ、バイランダー、マッテオ・マルセリのトリオがチップ・ガナッシ・レーシングのフォードGTに戦いを挑んだ。
カッファーが最後にリシからレースに参戦したのは、フィジケラとともに2015年にフル参戦した米国でのIMSAウェザーテック・スポーツカーチャンピオンシップ。2009年のル・マンではGT2クラスでチームとともに優勝を飾っている。
チームボスのジュゼッペ・リシは次のように語った。
「ピエールはチームにマッチする。このチームですばらしい実績を残しているし、エンジニアやクルーとの働き方も分かっている。他のドライバーとも知り合いだ。彼は我々のフェラーリをドライブして結果を出してきてくれた」
「彼なら何の問題もなく役割を果たすことができるはずだ」
カッファーはアウディのGTドライバーリストにもまだ名前を残しているが、ル・マンでリシに復帰することは「名誉」だと述べている。
「2009年のル・マンではジェイミー(・メロ)とミカ(・サロ)とフェラーリ430GTでともに優勝した」
「僕たちは2014年と2015年にも良い結果を出しているし、このチームにいられることがとてもうれしいよ」