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全日本F3第1戦:スタートを決めた高星が開幕V。トムス勢が表彰台に

2017年04月01日 15:21  AUTOSPORT web

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全日本F3選手権第1戦を制した高星明誠(B-MAX NDDP F3)
全日本F3選手権第1戦は4月1日、13時25分から第1戦の決勝レースが行われ、3番手スタートの高星明誠(B-MAX NDDP F312)が優勝。坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が2位、F3デビューレースの宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F314)が3位となった。

 午前の予選に続き、13時25分にスタートが切られた第1戦の決勝。晴天となった25周のレースはポールポジションにこの日が誕生日だったアレックス・パロウ(THREEBOND)がつけていたが、初めてのF3のスタートということもあったか、わずかに遅れてしまう。

 一方、好スタートを決めたのは3番手スタートの高星。1コーナーでアウト側からパロウに並びかけると、トップに浮上。これに4番手スタートの坪井が続き、さらにヘアピンでパロウに襲いかかった宮田がこれをパス。高星、坪井、宮田、パロウという展開となった。

 上位はパロウまでの4台が一団となって周回を重ねていくが、終盤ラップダウンが出るなかで高星が坪井とのギャップを広げ、そのままチェッカー。今季フル参戦となっている高星にとって幸先のいい開幕勝利を飾った。

 2位は坪井、3位は宮田となりトムス勢が2~3位に。パロウが4位、大津弘樹(TODA FIGHTEX)が5位。阪口晴南(HFDP RACING F316)と片山義章(OIRC F315)は接近戦を展開し、阪口が6位、片山は7位でレースを終えた。

 F3-Nは、ポールポジションスタートの霜野誠友(CMS AVANTECH F306)がクラッチに不調を抱え、スタートで最後尾となってしまう。これでDRAGON(B-Max Racing F306)が首位を奪ったが、霜野は1台ずつオーバーテイクしていくと、チェッカー間際にはDRAGONに接近していく。

 しかし、序盤にタイヤを消耗していたDRAGONだったが、最後はなんとかポジションを守り優勝。霜野が2位、植田正幸(Rn 山下製作所 F308)が3位に入った。