ウェールズ政府は、MotoGPイギリスGP開催権所有者である、サーキット・オブ・ウェールズの建設プロジェクト支援の実行の有無について、適正評価を5月中旬までに完了したいと考えている。
2015年に、サーキットの開発業者はブラナイ・グエント州エブブ・ベールに土地を購入したが、数々の障害に見舞われ建設はいまだに開始されていない。
2016年4月にウェールズ政府は、建設プロジェクトを引き受けないことを発表したが、50パーセントの資金援助については保留となった。
政府の援助に関しては、建設プロジェクトがどれだけ多くの雇用を生み出し、経済にどれだけの価値をもたらすかを基準に考慮されるとのことだ。
2月に開発業者は、政府が要求する「基準を満たした」新しい計画をウェールズ政府へ提出したが、適正評価で求められたすべての詳細はまだ提出されていない。
「我々は、すべての詳細を入手してから、サーキットへの資金投資について決定を下すつもりだ。それは適正評価のプロセスが満足いくものに終わり、内閣により検討された後になる」とウェールズ上院で、経済産業省官房長官のケン・スケーツが語った。
「サーキット・オブ・ウェールズの開発業者は、先週末までに適正評価のプロセスを開始に必要な情報を提出することができなった」
「依然、情報が不完全であることも残念だ」
「しかしながら、当職員と外部アドバイザーは、提出された情報に基づき適正評価のプロセスを開始した。もちろん、開発業者の企業がタイムリーに追加の問い合わせに回答することが条件だ」
「よって、我々は5月中旬頃までに内閣へ報告ができると考えている」
サーキット・オブ・ウェールズは、2015年から19年の5年間、翌5年のオプション付きで、イギリスでのMotoGP開催契約を結んでいたが、サーキットは計画段階のままで、シルバーストンが介入している状態だ。