トップへ

関ジャニ∞、なぜ音楽ファンを魅了する? Mステ披露曲の“がむしゃら”なスタンス

2017年03月31日 07:03  リアルサウンド

リアルサウンド

関ジャニ∞

 関ジャニ∞のニューアルバム『ジャム』が、6月28日にリリースされることが決定した。本作は音楽番組『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)で共演したアーティストたちが、楽曲を提供することでも話題になっている。


(関連:関ジャニ∞ 大倉忠義 × 錦戸亮の“torn”には好きがこぼれている 2人が『カルテット』共感した理由


 現時点で発表されているのは、水野良樹(いきものがかかり)、ユニコーン、BEGIN、シンガーソングライターの岡崎体育、音楽プロデューサーの蔦谷好位置。そして、レキシが手がけ、すでにシングル楽曲として発表されている「侍唄(さむらいソング)」も収録される予定だ。さらに番組内では「まだ交渉中の大物もいる」というアナウンスもあり、続報に期待が高まる。年々、音楽ファンへのアプローチが進んでいる関ジャニ∞。その進化はさらに加速していくのではないか、と芸能ライターの佐藤結衣氏は分析する。


「関ジャニ∞といえば、CDデビュー10周年を迎えた2014年にテイチクエンタテインメントと円満に契約満了を迎え、そのタイミングで自主レーベル<INFINITY RECORDS>を設立しました。それまで以上に、メンバーが作詞作曲を手がけた楽曲や、外部アーティストとのコラボレーションした作品を発表しやすくなり、“関ジャニ∞らしさ”が十分に発揮できる環境を整えた印象です。そして、今回のオリジナルアルバムで、よりいっそう彼らの音楽に対する真剣勝負な姿勢が、浸透していくのではないでしょうか」


 『関ジャム』では、楽曲制作にかける思いやライブパフォーマンスの裏側など、音楽ファンも注目するマニアックなトークで盛り上がっている。音楽好きという共通点から、ゲストアーティストとの距離が一気に縮まる様子が見ていて楽しい。


「音楽そのものにも、人と人をつなげる力があると思いますが、関ジャニ∞が媒介することによって音楽の世界がさらにオープンになる印象です。より多くの人の心をつかむ嬉しい化学反応が起こる、そんなワクワクが関ジャニ∞には感じられるんです。関ジャニ∞のみなさんは、いい意味でずっと貪欲。音楽はもちろん、バラエティや演技などに対しても。“もっとカッコいいことしたい、もっとオモロイことしたい”と、純粋に楽しんでいる様子が、見ている人も巻き込んでいくんです。前のめりな姿勢が、ずっと成長期の少年を見ているような清々しさと、どこまでも限界のない成長意欲に期待が高まるんですよね。たとえば、ジャムセッションを楽しむ彼らの姿は、さすがのひとこと。キュートなアイドルソングからハードなロックナンバーまで、自在に歌いこなせるのは、やはり多くの音楽に触れてきたアイドルならではだと思います。プロのアイドルでありながら、初心を忘れないアーティストであること。それが、関ジャニ∞らしさの本質なのかもしれません」


 今夜『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)では、「がむしゃら行進曲」「なぐりガキBEAT」の2曲を披露する関ジャニ∞。<美しいこの世界に声を枯らし唄う>。<スカしていたってなにも変わりゃしない>。その歌詞を見ると、がむしゃらに、ひたむきに、常に発展途上のスタンスで突き進む関ジャニ∞の信念を歌っているようだ。(竹上尋子)