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フォーミュラEのCEO、中国本土でのレース開催を望む。「我々にとって重要な市場」

2017年03月30日 19:21  AUTOSPORT web

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フォーミュラEは香港ePrixに加え、中国でもう1戦レースを開催することを望んでいる
フォーミュラEのCEO、アレハンドロ・アガグは来年末にスタートする2018/19年シーズンで中国・上海のダウンタウンでレースを行いたいとの意向を示した。

 シリーズ発足から2年間、フォーミュラEの開幕戦は中国・北京で開催。しかし、2016/17年シーズンは特別行政区の香港に開催地が移された。

 アガグは先週、上海でミーティングに参加。中国本土でのフォーミュラE開催復活を目指していると明かした。

「中国でフォーミュラE開催回数を増やせないか、可能性を探っている」とアガグ。

「この国は電気自動車開発が盛んであり、市民の移動手段として今後、電気自動車が主流になると考えている。我々にとっても重要な市場なんだ。なにより、我々の使命は電気自動車を宣伝することだしね」

「ここ(中国本土)でレースを行うことは優先事項だ。香港ePrixの開催を維持しつつ、もう1戦を開催できないか地元プロモーターと協議している」

「さまざま都市でさまざまな開催プランを検討している。なかでも、上海とは友好的なミーティングをすることができたし、有力候補のひとつと言っていいだろう」

 現在、フォーミュラEには中国エントラントとしてテチーターとネクストEVが参戦。また、ドラゴンレーシングをサポートする米国系新興メーカーのファラデー・フューチャーは中国企業のLeEcoから資金援助を受けている。

 なお、仮に上海ePrixが開催される場合、観光名所である外灘(バンド)にコースが設けられる可能性が高く、アガグも「我々にとっては理想的な場所」としている。