「THE世界大学ランキング 日本版2017」が3月30日に発表された。「世界大学ランキング」で有名な英国の教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)を発行するTES Globalは、国内総合パートナーであるベネッセグループの協力のもと「日本版」を作成。東京大学が1位に輝いた他、旧帝国大学や有名私立大学がランクインした。
入学後の学びを重視で東北大学が国内2位に浮上
第1位はやはり東京大学(88.5点)だった。東北大学(87.4点)、京都大学(86.8点)がそれに続いた。私立の雄である早稲田大学は第10位(75.9点)、慶應義塾大学は第11位(75.4点)だった。上位20校は以下の通り。
1位:東京大学
2位:東北大学
3位:京都大学
4位:名古屋大学
5位:東京工業大学
6位:大阪大学
7位:九州大学
8位:北海道大学
9位:筑波大学
10位:早稲田大学
11位:慶應義塾大学
12位:広島大学
13位:神戸大学
14位:一橋大学
15位:国際基督教大学
16位:千葉大学
17位:長岡技術科学大学
18位:上智大学
19位:金沢大学
20位:国際教養大学
同調査は、「THE世界大学ランキング」の日本版。本家の世界大学ランキングでは、「教育力」「研究力」「研究の影響力」「国際性」「産業界からの収入」の5つの指標でデータを収集している。「2016-17」では、ランクインした全大学980校のうち、69校を日本の大学が占めていた。
今回発表された「日本版」では、「教育リソース」「教育満足度」「教育成果」「国際性」の4項目で各大学を評価している。これまでのランキングが入学時の学力を軸に作成されていたのとは違い、入学後の学びの質や成長性に焦点が当たることとなった。
どちらも東京大学が国内1位であることに変わりはないが、世界版では国内第3位の東北大学が国内第2位に浮上することとなった。