2018年のMotoGPカレンダーにタイが追加され、チャーン・インターナショナル・サーキットが全19戦に拡大されたスケジュールに加わるようだ。
ヘルマン・ティルケが設計したチャーン・インターナショナル・サーキットは、MotoGPを運営するドルナスポーツと、3年目の延長オプションを含む2年間の開催契約に合意したとみられる。
もともとはタイで今年最初のMotoGPイベントが開催される予定だったが、サーキットのタイトルスポンサーであるシンハービールとドルナスポーツの関係が複雑化するなどし、遅れが生じていた。
サーキットは2014年後半にオープンし、国内四輪カテゴリーで最大の人気を誇るスーパーGTが開催。15年からはスーパーバイク世界選手権(SBK)も開催している。
タイはMotoGPカレンダーの終盤に組み込まれ、2016年は3週連続のレースウイークとなったもてぎ、フィリップアイランド、セパンでの開催と合わせて2組のフライアウェイレースが行われる見込みだ。
2018年カレンダーへのタイの追加によって、同年最初のMotoGPを開催する予定だったフィンランドのキミリンク・サーキットは、1シーズン後ろにずれることになるかもしれない。
また、カザフスタンのソコル・サーキットも2018年か2019年の開催会場としてカレンダーへの追加が検討されているようだ。
ドルナスポーツのCEOカルメロ・エスペレータは以前よりMotoGPは年間20戦を超えることは“ない”と明言しており、フィンランドとカザフスタンの両会場が追加されると、既存の18レースの会場のうちどこか一箇所が外れることになる。
2018年の開催契約が結ばれていないのはスペインのヘレスと、2016年から会場となったオーストリアのレッドブルリンクのみとなる。