トップへ

MotoGP:スーパーGTやSBKが開催されるタイが2018年の1戦に決定か

2017年03月30日 17:31  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

タイで行われたスーパーバイク世界選手権(SBK)
2018年のMotoGPカレンダーにタイが追加され、チャーン・インターナショナル・サーキットが全19戦に拡大されたスケジュールに加わるようだ。

 ヘルマン・ティルケが設計したチャーン・インターナショナル・サーキットは、MotoGPを運営するドルナスポーツと、3年目の延長オプションを含む2年間の開催契約に合意したとみられる。

 もともとはタイで今年最初のMotoGPイベントが開催される予定だったが、サーキットのタイトルスポンサーであるシンハービールとドルナスポーツの関係が複雑化するなどし、遅れが生じていた。

 サーキットは2014年後半にオープンし、国内四輪カテゴリーで最大の人気を誇るスーパーGTが開催。15年からはスーパーバイク世界選手権(SBK)も開催している。

 タイはMotoGPカレンダーの終盤に組み込まれ、2016年は3週連続のレースウイークとなったもてぎ、フィリップアイランド、セパンでの開催と合わせて2組のフライアウェイレースが行われる見込みだ。

 2018年カレンダーへのタイの追加によって、同年最初のMotoGPを開催する予定だったフィンランドのキミリンク・サーキットは、1シーズン後ろにずれることになるかもしれない。

 また、カザフスタンのソコル・サーキットも2018年か2019年の開催会場としてカレンダーへの追加が検討されているようだ。

 ドルナスポーツのCEOカルメロ・エスペレータは以前よりMotoGPは年間20戦を超えることは“ない”と明言しており、フィンランドとカザフスタンの両会場が追加されると、既存の18レースの会場のうちどこか一箇所が外れることになる。

 2018年の開催契約が結ばれていないのはスペインのヘレスと、2016年から会場となったオーストリアのレッドブルリンクのみとなる。