アメリカで人気のストックカーレース、NASCARの欧州版『NASCARウィレン・ユーロ・シリーズ』に三浦健光が日本人として初めて参戦することとなった。マシンも同シリーズ初の日本車、トヨタ・カムリでの参戦となる。
今年からモンスターエナジーをカップシリーズの冠スポンサーに迎えたNASCAR。北米で高い人気を誇る同シリーズのヨーロッパ版がNASCARウィレン・ユーロ・シリーズだ。
これまでNASCARユーロはフォードとシボレーの2メーカーがしのぎを削ってきたが、本国NASCARとNASCARユーロで協議が行われた結果、本国シリーズで活躍するトヨタの参加を認めるという合意がなされ、トヨタ・カムリ参戦の扉が開かれていた。
今回、NASCARユーロ初の日本人ドライバーとなる三浦は2004年にアジアンF3シリーズでランキング2位を獲得した後、アジアン・フォーミュラ・ルノーやフォーミュラ・アジア2.0など海外シリーズを転戦。
今年はタイのスーパーカーシリーズやAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズへの参戦も検討していたというが、自身のそのほかの活動との兼ね合いから、NASCARユーロへの参戦を決定したという。
三浦が所属するのは元F1ドライバーのアレックス・カフィが率いるアレックス・カフィ・モータースポーツ。チームと三浦はすでに、フランスのフォルトネ・ル・コンテサーキットでカムリのシェイクダウンを実施しており、感触も上々だったとのこと。
三浦は全6ラウンド/12レースで構成される今季のNASCARユーロのうち、3ラウンド/6レースへ参戦する予定だ。