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WOW設立20周年の展覧会「生活不必需品の必要性」表参道GYREで開催

2017年03月30日 15:04  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

プロダクトレーベル「BLUEVOX!」の作品 Image by: WOW
東京・仙台・ロンドンに拠点を置くビジュアルデザインスタジオ「ワウ(WOW)」が、設立20周年を記念したWOW20プロジェクトの一貫として、最新プロダクトとインスタレーションを公開する展覧会「WOW Showcase -生活不必需品の必要性-」を開催する。表参道GYRE内のギャラリーEYE OF GYREで、会期は4月14日から6月27日まで。

表参道GYREでWOW新作発表の画像を拡大

 WOWは、3Dデータにおけるフォルムや質感、ライティングなどのこだわりや技術を実在のモノに落とし込んでいくプロジェクトとして、プロダクトレーベル「BLUEVOX!」を2015年にスタート。「生活不必需品」というテーマのもと、コンセプトの掘り下げから日本の職人との協働、制作プロセスを表現した映像表現まで、全行程にわたって美学と思いを注いだものづくりを展開してきた。
 展覧会では、これまでの品々に加え、新作プロダクトのコンセプトやデザインプロセスを反映したプレゼンテーションを発表。1枚の革を折りたたんで生まれた構築的なフォルムに、金銀の箔や漆を施したクラッチバッグとトートバッグ「A SQUARE」や、日本の漆の職人技術の新技法と3Dプリンタなどの最新技術を掛け合わせて生まれた超極薄の漆器「SHIZUKU」、工程からフォルムまでを現在の技術で極限まで削ぎ落とすことで完成したミニマムかつタイムレスなスツール「AXIS」の3点を、プロダクトのコンセプトやデザインプロセスを表した映像演出と組み合わせて展示する。会場のメイン空間では、今回はじめて公開される作品「ルクス(LUX)」のコンセプト展示が行われる。新作は、ガラス製のサボテン水栽培容器や花器、家具などをデザインするブランド「10¹² TERRA」とWOWが、照明が放つ光の変化が室内環境に及ぼす効果を探求し生まれた。また、透過型液晶によって移り変わる光の模様を空間全体に投影する、新発想の照明インスタレーションを発表する予定。
■WOW Showcase -生活不必需品の必要性-会期:2017年4月14日(金)~6月27日(火)会場:EYE OF GYRE(GYRE 3F 東京都渋谷区神宮前 5-10-1)公式サイト