近未来の日本を舞台に、「義体」や「電脳」など様々なテクノロジーが登場するSF作品『攻殻機動隊』。士郎正宗のマンガを原作として、アニメ、小説、ゲーム、そして今年に入りハリウッドで実写映画化されるなど、その世界観の魅力は今も世界中の人々を掴んで離さない。
そんな『攻殻機動隊』の世界観を、日本の最先端の技術によって現実化しようと、企業や大学の研究開発チームが産学一体となって取り組むプロジェクトが「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」だ。
2017年3月25日(土)、東京ビッグサイトで開催された総合アニメイベントAnimeJapan 2017では、「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT the AWARD 2016」と題して、『攻殻機動隊』の世界観にふさわしい最先端テクノロジーを実現した国内企業や開発団体の中からグランプリを決定、表彰するイベントが催された。
はじめに「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」製作委員会の実行委員長を務める石川光久からの挨拶と本プロジェクトの簡単な紹介、各企業や大学で活動しているラボの活動や実績の報告や、新たな共同研究プロジェクトの発表が行われたのち、「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT the AWARD 2016」の発表と表彰式へと移った。