ピクサーアニメーションスタジオの新作映画『COCO』が、『リメンバー・ミー』の邦題で12月23日から公開される。
『リメンバー・ミー』は、1年に1度だけ亡くなった家族たちに会えるという「死者の日」を題材にした作品。死者の国を舞台に、音楽を禁じられた少年ミゲルと、ミゲルが出会うスケルトンのヘクターを巡る物語が描かれる。“リメンバー・ミー”という楽曲がストーリーの重要な鍵を握るという。監督は『トイ・ストーリー3』のリー・アンクリッチ。
同作についてピクサーアニメーションスタジオのチーフクリエイティブオフィサーであるジョン・ラセターは「私たちは、思い出を風化させないこと、家族の次の世代、またその次の世代へと思い出を生かし続けていくことが何より大切と考えます。本作ではまさにそのことがテーマとなっています」と明かしているほか、「『リメンバー・ミー』は、あなたの家族を称え祖先を称賛する、とてもエモーショナルで、日本の皆さんにとってもとても特別な作品になると思います」とのコメントを寄せている。
■ジョン・ラセターのコメント
『リメンバー・ミー』は非常に特別な映画です。家族を称え、そして同時に祖先を称える作品でもあります。日本でもとても重要なことですよね。物語の舞台こそメキシコに設定されていますが、そのテーマ性は普遍的であり、どの国でも変わらないものです。そこで思い出されるのは、みんなが集まり、祖先のことを思い出す日本の「お盆」という風習のことです。
私たちは、思い出を風化させないこと、家族の次の世代、またその次の世代へと思い出を生かし続けていくことが何より大切と考えます。本作ではまさにそのことがテーマとなっています。ある少年が彼の祖先のことを知り、そしてある秘密を知ってしまいます。『リメンバー・ミー』は、あなたの家族を称え祖先を称賛する、とてもエモーショナルで、日本の皆さんにとってもとても特別な作品になると思います。