意識調査を行うテスティーは3月28日、若年層のSNS利用に関する調査の結果を発表した。調査は3月22~23日、10代20代の男女2010人を対象にインターネットで行われた。
10代のフェイスブック利用率は2割以下
まず「SNSを利用している」と答えた人は、10 代で76.1%、20代で76.0%と非常に多く見られた。10代に一番多く利用されているのは「LINE」(93.1%)で、2位以降は「ツイッター」(73.4%)、「スノー」(50.7%)と続く。
20代も、1位「LINE」(89.5%)、2位「ツイッター」(61.1%)と10代同様の結果となったが、以降は「インスタグラム」(45.6%)、「フェイスブック」(43.8%)と続く。両世代とも「LINE」の利用率が非常に高かったが、一方で10代の「フェイスブック」利用率は18.8%に留まっており、10代のフェイスブック離れが顕著となった。
「一番利用頻度の高いSNS」を尋ねると、10代の63.3%、20代の68%が「LINE」と回答していた。また10代に「LINEの友達の人数」を聞くと、ばらつきはあるが7割以上が30人以上いると答え、最高人数は550人だった。20代は「LINEの友達の人数」は約6割が30人以上で、最高人数は630人だった。利用率・頻度の側面から見ても「LINE」は若年層から支持を得ていることが分かる。
他人を気にしすぎてしまう「SNS疲れ」がイヤで辞める人も
少数派ではあるが10代の23.9%、20代の24%が「SNSをやっていない」と答えている。その理由として10代からは、
「スマホを持ったばかりだから」(15歳女性)
「電話・メールで事足りるから」(18歳男性)
「設定が面倒だから」(15歳女性)
と面倒くささやSNSを使わなくても不自由を感じていないという声が出ていた。20代からは
「セキュリティが心配、情報漏洩が怖い」(24歳女性)
「人に干渉されたくないから」(29歳女性)
と安全面を気にするなど意識的にやっていない人もいることが判明した。また、以前はSNSを利用していたという人にやめた理由を尋ねると、
「逐一他の人が気になり一喜一憂してしまうから」(29歳女性)
「嫌がらせがきたことがある」(28歳女性)
「発言に気を使う」(17歳女性)
など「SNS疲れ」を感じさせる意見が寄せられた。