星野源が『第9回伊丹十三賞』を受賞したことがわかった。
映画監督や俳優、デザイナー、イラストレーター、雑誌の編集長、エッセイストなど多彩な活動を行なった伊丹十三にちなんで、様々な分野で活躍する人物に与えられる『伊丹十三賞』。伊丹十三記念館を運営するITM伊丹記念財団が主催し、これまでに糸井重里、タモリ、内田樹、森本千絵、池上彰、リリー・フランキー、新井敏記、是枝裕和が受賞している。今回の選考委員は周防正行、中村好文、平松洋子、南伸坊が務めた。
星野の受賞理由として選考委員は、「音楽、エッセイ、演技のジャンルを横断し、どこか息の詰まる時代に、エンターテイナーとして驚くような風穴をあけてしまった星野的表現世界に」とコメント。
星野は伊丹への想いを明かし、「こうして伊丹十三賞をいただけたことは、身に余る光栄であり、人生を丸ごと認めていただいたように嬉しいです。これからも手探りで活動を続けたいと思います。本当に、有難うございます」とコメントしている。贈呈式は4月17日に行なわれる。
■星野源のコメント
受賞のお知らせを聞き、本当に驚いています。自分にとって伊丹さんの存在は、遥か遠くに見える灯台のようでした。しかし、その灯りへはどうやっても辿り着けないようにできていて、その活動の姿勢や後ろ姿から、暗に「君は君の場所を作れ」と言われてるようにいつも感じていました。そしていま、こうして伊丹十三賞をいただけたことは、身に余る光栄であり、人生を丸ごと認めていただいたように嬉しいです。これからも手探りで活動を続けたいと思います。本当に、有難うございます。