30代を迎えることを「三十路に突入する」などと言うように、30歳を過ぎるのは人生のターニングポイントに捉えられることが多い。
20代よりも様々な経験を積むことで、新たに気づくこともあるだろう。2ちゃんねるには3月26日、「30過ぎてわかった事」というスレッドが立った。スレ主は気がついたことの例として、
「テレビやゲームは時間の無駄」
「健康の大切さ」
「若いってだけで東大卒と同等かそれ以上の価値がある事」
などを挙げた。
「三十過ぎてからは出来る範囲内で食事から気を付けるようになった」
スレ主はほかにも、「学生時代に重要だった事(容姿、おもしろさ等) が社会ではほとんど役に立たない事」「学歴よりも人脈が大事だという事」「一度ついたお腹の脂肪は、なかなか取れないという事」など、複数の気付きを書き込んでいる。日々の生活の中で、人生を省みる出来事があったのだろうか。
中でも、「最終的には真面目な奴が勝つ事」「真面目にする事は恥ずかしい事ではない事」と真面目な振る舞いについての気づきを2つも挙げている。あえて不真面目に行動してきた過去があるようだ。若い頃は、努力や根性などはかっこ悪く思えることがある。
スレッドに書き込まれた内容を見ると、健康面についての気付きを書く人が多い。
「歯は大事にしたほうがいい」
「20代までの食生活を続けていたらデブる。そしてなかなか痩せない。大切なのは金よりも健康」
「三十過ぎてからは出来る範囲内で食事から気を付けるようになった」
確かに、30代になると油ものを食べたら胃がもたれたり、徹夜できなくなったりなど、体力の衰えを感じる人は多い。まだまだ若いと思って無理を続けていると、病気になってしまいかねない。
30代と言えば、仕事や収入で差が見られる時期だ。そのためか、「お金の大切さ」を痛感する人も多い。
「お金だけでは幸せになれないが お金が無いと不幸になる」
「お金ないと精神不安定になるから貯金は大事だなと思った」
お金は人生のすべてではないが、なければないで生活が厳しくなるし、精神的にも辛いものだ。中には、使い方をちゃんとすればよかったと後悔する人もいた。
「女に金使うより趣味に金使った方がよっぽど有意義」
「結局信用できるのは親と自分だけ」「思ったより適当な人間が多い」
20代の頃は、会社でガムシャラに仕事をし、仕事関係の人との付き合いが多い人もいるはず。だが、30歳を過ぎて結婚や子育てなどを機に人との繋がりを見つめ直したという声も挙がっている。
「友達はうわべ」
「友達はそれほどいらない」
のほか、
「結局信用できるのは親と自分だけ」
「助けてくれるのは家族だけって事かな」
「あれだけ要らないと思ってた家族が本当はこの身にも増して大切だという事」
仕事関係の付き合いでは、浅く広い繋がりが役立つこともあるが、いざという時に親身になるのは家族や身内だと気づいたのだろう。
ほかには、「程よく手を抜きサボることの大切さ」「意外とみんな仕事でも手を抜いてる」「思ったより適当な人間が多い」など、頑張りすぎないことの大切さに気づく声も多く挙がっていた。