怪しげな男が「金を出せ」と言ってポケットの中で手をモゴモゴとさせたら、アメリカでは誰もが拳銃を直感する。しかしその男の“武器”はヘアブラシ1本だった。この国では時にこんな事件が起きているのも事実で、これも“世も末の銃社会アメリカ”の悩ましい一面に違いない。州のメディア『khou.com』が伝えている。
サビーン湖に面したテキサス州ジェファーソン郡のグローブスで23日午前、「マクドナルド/グローブス店」に押し入り、“拳銃”を取り出すフリをしながら
金銭を要求したジェヴォンディス・ディーモンド・ジョゼフという29歳の男。通報されたため逃走し、間もなくグローブス署の警察官により逮捕された。
ヒョウ柄のローブをまとい顔には黒の布を被っており、店舗内の人々は凶悪犯を予想したが、“拳銃”のように見えた武器はまさかのヘアブラシと判明、思わず拍子抜けしてしまったようだ。第1級の重罪となる加重強盗容疑で起訴され、身柄をジェファーソン郡拘置所に送られたジョゼフ。首の前面には旧約聖書からの抜粋であろう『Psalm 23:A psalm of David(詩篇23篇 ダビデの賛歌)』のタトゥーが彫られているという。
出典:http://www.khou.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)