男性の中には、女性を喜ばせようと誕生日や記念日にサプライズを仕掛ける人がいるが、それが原因で関係に亀裂が生じることがある。
発言小町には3月21日、「サプライズプロポーズ、一度はOKしたが…断りたい。困ってます」というトピックが立った。トピ主は24歳の女性で、サプライズが苦手。高校生のとき、誕生日に友人からサプライズでお祝いをされて不快な思いをしたこともあり、交際している彼にはそのことを伝えていた。
「最低ですね。みんなの前でそんなことされたら断るなんてできない」
しかし1週間ほど前、事件が起こった。友人達との集まりで、みんなが見ている中で彼からプロポーズをされたのだ。恥ずかしさなどがありNOと言うことができず、うなづいてしまったが、そのことを後悔し、
「ものすごく断りたい、そして別れたい……」
と心境を吐露。
「彼を傷つけずにお断りする方法があればお願いしたんですが それに共通の友人がいるので断ることで、友人付き合いがなくなるのは避けたいのですが…」
と相談した。
トピ主はまだ結婚を考えてはおらず、今回のプロポーズは完全に意表を突かれた形となった。別れる方向に気持ちが傾いており、「人の気持ちをこれほど考えない人だと思ったら100年の恋も冷めました」と書いている。
トピック内では、トピ主に同情への同情の声が圧倒的に多かった。
「最低ですね。それ、みんなの前でそんなことされたら断るなんてできないもんね」
「衆人環視の中のプロポーズって脅迫だよね サプライズは相手の都合を無視する自己満足の極地なので、大嫌いです」
「卑怯ですよね」
サプライズと言えば、結婚式の余興で行われるフラッシュモブが著しく不評だ。昨年は「フラッシュモブ離婚」が話題になった。コメントにもあるように、一方的なサプライズは受けての意思を無視する独りよがりな行為であり、不快感を覚えて当然だ。
サプライズ好きな男性は「自分勝手なモラハラ系の特徴」
また、「結婚すれば簡単に離婚することはできません。そのことを理解しているんでしょうか」など、傷付けることを恐れずに正直に気持ちを伝えるべき、という意見も殺到した。
「相手を傷つけず、世間体も気にして、でも断りたい、なんて無理でしょう。ここに書いた事を伝えましょう。なぜ結婚したくないのか、なぜ冷めてしまったのか、全て伝えましょう」
もし伝えて彼が怒った場合は、「どのみち結婚生活はできません」というアドバイスもあったが、もっともだろう。自分勝手すぎる男性とともに人生を歩むのは厳しい。
東洋経済オンラインが昨年10月に掲載した記事では堀井亜生弁護士が、サプライズ好きな男性は「自分勝手なモラハラ系の特徴」だと書かれている。自分の価値観の押し付けともとれる行為であり、「喜ばせているオレが好き」という気持ちが根底にあるからだという。
このような男性と恋に落ちやすいのは、自己主張の少ないタイプの女性だという。意見を言わないために、男性が「喜んでくれた」と思い込んでしまう。負のスパイラルだ。
相談文を読む限り、トピ主も自己主張が苦手なタイプに見える。トピック内のコメントにあるように、ここは勇気をもって自分の気持ちを伝えるべきではないか。