映画『きみの声をとどけたい』は、2016年に行われた「キミコエ・オーディション」の合格した新人声優が主演を務める青春アニメーション作品。3000人の応募の中から選ばれた6名は片平美那(行合なぎさ役)、田中有紀(龍ノ口かえで役)、岩淵桃音(土橋雫役)、飯野美紗子(飯野美沙子役)、神戸光歩(中原あやめ役)、鈴木陽斗実(琵琶小路乙葉役)。彼女たちは新世代声優ユニット「NOW ON AIR」としても活動をはじめており、3月8日にはデビューCD『この声が届きますように』がリリースしている。
イベントは「NOW ON AIR」の6名と伊藤尚往監督が登壇し、作品や登場キャラクターを紹介しながら進行していった。アフレコは収録済みで、声優デビューである6人はアフレコに苦労したエピソードなどを披露し、会場を笑わせた。役作りの一環として6人は舞台の湘南を訪れ、役のイメージや場所の雰囲気なども掴んでいったという。また本作では先に台本が配られ、その後配役するという方式がとられた。そのためか、担当するキャラクターが自分に当てはまる部分が多かったとみな口を揃えていた。
「NOW ON AIR」の演じるキャラクターは全員同級生で、三森すずこ演じる矢沢紫音も6人の通う高校に転入してくるという設定だ。三森は本イベントに参加できなかったが、代わりにビデオメッセージを寄せ、共演した6人の印象を”ピュアなお芝居に心が洗われた”と語った。伊藤監督は1年半前から準備を進めていた本作について「彼女たちの魅力がいっぱいつまった映画です。絵も美しいですし、手応えを感じております」と力強く語った。
公開となる8月まで多くのイベントを控えた「NOW ON AIR」の6人は、意気込みを述べイベントを締めくくった。