もうすぐ新生活。就職や異動で、初対面の人と接する機会が増える季節だ。資生堂のでデオドラントブランド「エージーデオ24」は3月24日、「ニオイと印象」の意識・実態調査の結果を発表した。
調査は2月13~14日、20~40代の有職男女500人にインターネットで実施した。
「イヤなニオイだと、自然と物理的に距離をとりたくなる」
それによると、初対面の印象を「アップさせる要因」の1位は「表情が明るい」(75%)となった。2位以下は「服装に清潔感がある」(47%)、「言葉遣いが丁寧である」(47%)と続く。
一方「ダウンさせる要因」として一番多く挙げられたのが、「不快なニオイがする」(66%)。次いで「言葉遣いが悪い」(54%)、「髪がぼさぼさである」(38%)となり、初めて会ったときに嗅覚(ニオイ)、聴覚(言葉遣い)、視覚(髪)と、さまざまなところにネガティブな印象を与え得る落とし穴があることが分かった。
中でも「不快なニオイ」について、
「ニオイが気になると、自然と物理的に距離をとりたくなる」(28歳・男性)
「ニオイでその人の暮らしぶりがわかるので、必然的に合わないと感じる」(25歳・女性)
など問答無用で印象悪く感じてしまうという声が上がった。
また、「最もマイナスイメージにつながりやすいニオイ」は、「口のニオイ」(42%)、「汗のニオイ」(38%)となった。「汗のニオイ」に関しては、87%もの人が「不衛生である」と感じているようだ。
話し相手の笑顔がこわばったら「不快なニオイ」がしているサイン?
この初対面に感じた「不快なニオイ」の印象は、「2回目に会った以降も続きやすいと思う」と回答した人が90%にものぼった。初対面のニオイの影響で、以降ずっと「クサい人」認定されてしまう可能性もあるということだ。
さらに「よい香り」の場合、2回目以降もその印象が続きやすいと思うと答えた人は73%と、「不快なニオイ」に比べて17ポイントの差が生じた。この結果から「不快なニオイ」は「よい香り」と比べ、より相手の記憶に残りやすいと言える。
また、初対面の相手から「不快なニオイ」を感じた場合、笑顔がこわばってしまう、話に集中できなくなってしまうなど、「態度や行動に出てしまう」という人も74%という結果となった。