ヨシムラスズキMOTULレーシングは、東京ビックサイトで開催されている『第44回東京モーターサイクルショー』で全日本ロードレース選手権、JSB1000クラスの参戦体制を発表。ヨシムラカラーの新型GSX-R1000もお披露目した。
2017年シーズンは、フランスのカーメンテナンス・ケミカルメーカーのMOTUL(モチュール)と30年ぶりにタッグを組むヨシムラ。発表会ではモチュールの清水正喜代表が登壇し、ヨシムラジャパン代表の吉村不二雄社長と固い握手を交わした。
チームを率いるのは加藤陽平監督。ライダーラインアップはエースの津田拓也に加え、新たに加入した濱原颯道(はまはらそうどう)というふたりだ。
登壇した加藤監督は「久しぶりに全日本ロードレース選手権へ2台体制で参戦します」と語ると、次のようにコメント。
「津田選手には、ヨシムラチューンを施した新型GSX-R1000に乗ってもらって、ぜひともチャンピオンを獲得してもらいたい。そのためにもチームも全力でバックアップしていきます」
「濱原選手に関しては、次の世代を担うライダーとして1日でも早くトップライダーの仲間入りしてもらうようバックアップしていくので、応援よろしくお願いします」
ヨシムラのエースライダーを務める津田は「ヨシムラに所属して5年が経ちます。まだやり残したことも多いし、やらなければならないこともあるので、5年目で4年間できなかったことを回収していきたいと思います」と意気込みを語った。
ヨシムラの一員となった濱原は「僕自身ロードレースのキャリアはまったくありませんが、若さと勢いでがんばります」とコメントした。
会場では、新型GSX-R1000のカラーリングもお披露目。マシンのサイドカウルにMOTULのロゴが掲げられ、ゼッケンは津田が12番を、濱原が辻本聡が1986年にTT-F1シリーズでチャンピオンを獲得したときと同じ50番を使用する。