3月24日に東京ビッグサイトで開幕した『第44回東京モーターサイクルショー』のなかで、7月27~30日に開催される『FIM世界耐久選手権最終戦 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第40回大会』の開催概要発表会が行われ、同大会にMotoGPのMoto2クラスを戦う中上貴晶が参戦することが発表された。
1978年に第1回大会が行われ、今年で40回目の節目を迎える鈴鹿8耐。今年からFIM世界耐久選手権(EWC)の最終戦として開催されることもあり、国内外のモータースポーツファンが熱い視線を送っている1戦だ。
そんな鈴鹿8耐に昨年のMotoGP第8戦オランダGPでMoto2クラス初優勝を飾り、“MotoGPにもっとも近い日本人”とも言われる中上が参戦することとなった。
中上は今年の鈴鹿8耐にMuSASHi RT HARC-PROから参戦。同大会で3度の優勝経験を持つ高橋巧とともに、中須賀克行擁するYAMAHA FACTORY RACING TEAMの連覇阻止に挑む。
なお、高橋、中上とタッグを組む第3ライダーについてはアナウンスされていない。こちらの続報も楽しみなところ。
■中上「ホンダを代表するライダーとして、いい走りを見せたい」
現在、カタールで開催中の2017年MotoGP開幕戦に出場中の中上は、ビデオレターで発表会に登場。鈴鹿8耐への意気込みを語った。
「ここ数年、鈴鹿8耐にはMotoGPやMoto2で活躍するライダーが参戦していて、ハイレベルな戦いになっていると感じています」と中上。
「今年もライバルメーカーは強力なライダーを連れてくると思いますが、僕もホンダを代表するライダーとして、いい走りをお見せしたいです」
「ホンダでは鈴鹿8耐での優勝をきっかけに世界チャンピオンになった先輩方が多くいます。僕もその一員に加われるよう、(MotoGP)開幕戦から結果を残し、最高の形で鈴鹿に乗り込みたいと思っています」
「そして40回目という記念大会を盛り上げたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします」
今もっともモーターサイクルレースの頂点に近い中上が、鈴鹿でどんな走りをみせるのか、大いに期待したいところだ。