マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンは、2017年F1開幕戦オーストラリアGPでチームが苦戦するのは覚悟しているが、今はとにかくたくさんの距離を走りこみ、データを取りたいと語った。
プレシーズンテストでトラブルが相次いだため、走行距離では全10チーム中最下位に沈んだマクラーレン・ホンダは、タイムにおいてもフェラーリのキミ・ライコネンが出したトップタイムから約2.7秒差にとどまった。
この週末に優れたパフォーマンスを発揮するのは難しいと覚悟しながらも、バンドーンはできるだけ長い距離を走って今後の改善につなげたいと語った。
「楽な週末にならないだろうことは分かっている」とバンドーン。
「冬季テストを厳しい形でスタートしたから、具体的な予想をするつもりはない」
「小さなアップデートをいくつか導入するので、明日(金曜)のプラクティスで、それが効果をもたらしてくれるのかどうかを確認する」
「僕らにとって大事なのは距離を重ねてパッケージへの理解を深め、そこから最大限の力を引き出すことだ」
「思っていたような形でテストプログラムを終えることができなかったのは明らかで、自分たちが難しい状況にあることは承知している。それはここに来る前から分かっていたことだ」
「今はチームと協力し合って最善を尽くし、週末ごとにマシンに新しいパーツを導入して改善を図っていくだけだ」