ベルジャン・アウディクラブ・チームWRTが2017年のブランパンGTスプリントカップ・エンデュランスカップへの参戦体制を発表。エンデュランスカップでブノワ・トレルイエを起用する。
2016年のブランパンGTスプリントカップでドライバー/チームの両チャンピオンを獲得、マカオFIA GTワールドカップではローレンス・バンスールを優勝に導いた強豪ベルジャン・アウディクラブ・チームWRT。
2017年シーズンもチームはブランパンGTへ継続参戦。スプリントカップのタイトル防衛と、エンデュランスカップでの王座獲得を目指す。
スプリントカップには合計5台のアウディR8 LMSを投入。1号車に2016年チャンピオンのエンツォ・イデェ/クリストファー・ミエス組を据えたほか、5号車にはマルセル・ファスラー、6号車にはウィル・スティーブンス、17号車にはロビン・フラインスを加えた布陣となった。
王座獲得を目指すエンデュランスカップには4台のアウディR8 LMSを投入。注目は6号車の布陣で、ナタナエル・ベルトンとステファン・リケルミに、トレルイエが加わっている。
トレルイエは、2012年からアウディ・スポーツ・チーム・ヨーストのワークスドライバーとして、WECに参戦。しかし、アウディが同シリーズでの活動を終了したため、2017年の活動に注目が集まっていた。
「アウディスポーツの一員に留まり、そして親友のマルセル・ファスラーとともにWRTに加わることができて嬉しい」とトレルイエ。
「ブランパンGTという場所で新たな冒険をスタートさせるのが待ち遠しいよ」
「これまでサポートし続けてくれたファンには、心から感謝している」
■「経験と才能、プロフェッショナリズム、若さのバランス」が整った布陣
チーム代表のビンセント・ボスは「あっという間にウインターブレイクが終わってしまって驚いているよ! 2017年シーズンに向けて忙しい時間を過ごしたからね」とコメントした。
「昨年と同じ台数でブランパンGTに挑めることを嬉しく思っている。このシリーズは年々ハイレベルになっていて、今年も接近戦になることは間違いない」
「今年のドライバーラインアップには自信を持っている。経験と才能、プロフェッショナリズム、そして若さのバランスがうまく整った布陣だ」
「また、これまでともに戦ってきたドライバーが戻ってきたことも嬉しいね。我々が持っているスピリットや雰囲気が彼らを引き戻したんだと思うんだ」
2017年シーズンのブランパンGTはスプリントカップが4月1~2日にイタリア・ミサノで、エンデュランスカップが4月22~23日にイタリア・モンツァで開幕する。
●ブランパンGTスプリントカップ参戦体制
#1 エンツォ・イデェ/クリストファー・ミエス
#3 ジェイク・デニス/ピエール・スコートルスト
#5 マルセル・ファスラー/ドリス・バンスール
#6 ウィル・スティーブンス/マーカス・ウィンケルホック
#17 ロビン・フラインス/ステュアート・レナード
●ブランパンGTエンデュランスカップ参戦体制
#3 ジョシュ・ケイギル/ニッキー・メイヤー-メルホフ/ジョナサン・ベンター
#5 マルセル・ファスラー/ウィル・スティーブンス/ドリス・バンスール
#6 ナタナエル・バセロン/ステファン・リケルミ/ブノワ・トレルイエ
#17 ジェイク・デニス/ロビン・フラインス/ステュアート・レナード