『TDC 2017』展が4月5日から東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催される。
東京タイプディレクターズクラブが主催する国際アニュアルコンペティション『東京TDC賞 2017』の成果を発表する同展。グランプリをはじめ受賞10作品やノミネート作品など、タイポグラフィを軸にしたグラフィックデザインの優秀作品約150点を展示する。
グランプリに輝いたのは、ジョナサン・バーンブルックが手掛けたデヴィッド・ボウイのアルバム『★(Blackstar)』のジャケットデザイン。TDC賞を受賞したのは、M/M(Paris)によるパルコの2016年秋冬と2017年春夏キャンペーン広告、ネイツ・プラー(Ansambel)のポスター『Dreaming of Vacation』、ラルフ・シュライフォーゲルが手掛けたチューリッヒデザイン美術館の広告、TOMATOによるパルコの広告ビジュアル『O tomato Parco』、大坪メイの作品『記憶のステッチ』の5作品となる。
特別賞は服部一成が手掛けた横山裕一の漫画『アイスランド』のブックデザイン、タイプデザイン賞はボー・リンネマン(Kontrapunkt)の「Infiniti Brand Typeface」「Nissan Brand Typeface」「Datsun Brand Typeface」が受賞。ブックデザイン賞にはアボット・ミラーが手掛けた『Matisse in the Barnes Foundation』、RGB賞には藤田すずかと宇野由希子による映像作品『夜は』が選出された。
会期中には授賞式や、受賞者のプレゼンテーションと対話を行なうデザインフォーラム『TDC DAY』を実施。詳細はギンザ・グラフィック・ギャラリーのオフィシャルサイトで確認しよう。